12月12日に待望のプリウスが納車されてから毎日通勤に使っている。年末年始は休みのため、一ヶ月以上経った段階で、未だ1000マイル弱しか走っていない。昨日、3回目の給油をした時点での、燃料消費量を纏めてみた。
Gallon Miles MPG(Miles/Gallon)
7.790 303.5 39.0 (16.5 Km/L)
8.395 353.4 42.1 (17.8 Km/L)
7.645 334.3 43.7 (18.5 Km/L)
納車された時には完全に満タンでなかったので、最初の数字はやや悪いが、それ以降のMPRは42を越えている。私の住むコネチカット州では、MPRのカタログスペックが40以上だと自動車取得税が掛からないという法律があるくらいで、40以上は燃費効率が良い車となっている。(そのために、6%の取得税は免除されました)
プリウスのカタログスペックは、
一般道:48MPG (20.3 Km/L)
HyWay :45MPG (19.0 Km/L)
ですので、実燃費としては、そこそこの数字だと思います。もう一台のHONDA ACCORD(日本のINSPIRE)の平均は、20MPGですから、倍以上です。それと、真冬は悪くなると言われているので、非常に健闘している数字だと思います。
しかし、カタログ値も、実燃費も、日本風のKm/Lに直すとイマイチに見えますね。日本の規格によるカタログ燃費は確か、35.5 Km/L。これには、二つの理由があると思う。
一つは、アメリカのガソリンのオクタン価が低い事。こちらのPremiumガソリンが日本のレギュラーというレベルですので、アメリカのレギュラーガソリンは、パワーが出ないために、日本よりもガソリンを食う傾向があると思う。もう一つは、カタログに載せる燃費測定の規格が、日本の場合、アメリカの方法よりももっと現実からかけ離れている(アメリカ版も現実と違うと言われていますが)事にあると思う。
さて、一ヶ月乗ってみて、気がついた点を書いてみます。
・プリウスに乗ると、アクセルが思い切って踏めなくなる。当然燃費の良い車だと言われているので、できるだけガソリンを節約したいと言う意識が働き、高速道路を走っていても、上り坂でアクセルを踏めなくなる。一番の理由はモニターにリアルタイムの燃費率が出るのが原因かも知れない。そのお陰で、本当に安全運転になりました。これだと余程運が悪くない限り、事故は起こさないでしょう。
・元々パワーが無くて、アクセルを踏む勇気も萎えているために、いつもトロトロ走っていて、ややフラストレーションが溜まる。その代わり、もう一台の車に乗ったときは、ものすごいパワーがあと感じる上に、アクセスをより踏んでしまう。逆に危険度が増す。ちょっと怖いと感じる事もある。気をつけないとね。
・通常、エンジンが温まった状態で、交差点などで停止するとエンジンが止まっているのですが、本当に寒い日(-5度以下くらい)だと、エンジンが温まった後でも、エンジンが止まることが殆ど無くなる。そのために、街中の燃費が悪くなる。きっと夏場は、市街地の方が燃費が良くなるように思う。
・Smart Keyが装備されているので、キーを車のイグニッショに刺す必要がなくエンジンを掛けられる。これに慣れると、普通の車が面倒になるくらい。
・バックするときは、画面に後ろの様子が映し出されるが、それを見ているとバックができないので、普通は見る事は無い。しかし、縦列駐車の時に後ろの車との距離感を見るには非常に役立つ。結果的には、役に立っているのでしょう。
こんな感じで運転しています。
パワーが無い点は当初の予想通りですが、40MPRを越える燃費が稼げるので、満足しています。今は、ガソリン価格も安くなり(48円/L程度)、なお一層燃料費が掛からなくなりましたので、ちょっと遠く(NJのMITSUWA)の買い物も気になりません。暖かくなって、燃費率が50MPRを越えるかどうかが楽しみです。
2014年に帰国してブログも中断してましたが、ブログ再開のため日本でのゴルフ事情をゆっくり書ければ良いかなと思います。 2008年4月に米国はコネチカット州に赴任し、アメリカで初めてゴルフをすることになりました。 このブログでは、ゴルフだけじゃなく、アメリカでの初めての生活の状況を記録に残そうと思います。
2009年1月21日水曜日
相棒
我が家ではまっているものがある。水谷豊と寺脇康文主演の「相棒」です。こちらの放送では毎週土曜日の夜10時17分から50分程の番組ですが、この時間になると家族全員がテレビの前に集まってテレビを見る。まるで私が子供の頃の家族団らん風景です。多分、この時間を除いて家族が一箇所に集まるのは、食事の時くらい。
この番組、一昨年辺りから妻が夢中になり、子供もつられて見ていた。こちらに来てからも欠かさず見ていたのですが、週に一度では不足のご様子。そこで、インターネットで動画が落とせないものかと調べていたら、あるはあるは。韓国、中国、ヨーロッパ、アメリカのサイトにはフルに動画が格納されている。YouTubeがメジャーになって以来、世界中で同様のサイトが出来たのです。勿論、著作権の問題でメジャーなサイトでは直ぐに削除される。しかし、中国や韓国のあまり知られていないサイトでは何時までも残るし、中国などは削除要請されても消さないのだろう。
現時点では、著作権のあるコンテンツを配信する事(アップロードする事も含まれる)自体が違法であって、アップロードされたデータをダウンロードする事自体は違法ではないらしい。しかし日本でもダウンロードを違法にする法律策定が最終段階に入っているので、遅かれ早かれ、この種のコンテンツはアングラサイトに移り、特殊な偽装処理が施されるようになるのでしょうね。(*)
話を元に戻して、幾つかのサイトを調べた結果、
Veoh: 高品質でフルサイズの動画がある。ダウンロードも比較的速いが、数は少ない。
YouTube: 数は沢山あるが、10分程度に制限されているし、直ぐに消される。
Tudou: 中国のサイトで、相棒に関しては非常に多くのコンテンツがある。品質は悪いが、ダウンロード速い。もっぱらこれを利用。
Daum: 韓国のサイトで、比較的品質が良いが、ダウンロードが非常に遅い。最近のコンテンツが多い。
Pandora.TV: 韓国のサイトで有名。数は沢山あるが、すぐに消される。
と言うことで、Tudouから相棒の初期のものを順次ダウンドロードしてみた。それをDVDに焼いて、家族で見るのです。コマーシャルがカットされているので、45分くらいで一話を見る事ができる。平日でも暇な時は家族で見るようになった。そして、私も色々とダウンロードして品質を見たり、DVDに焼くためにデータ変換をしているうちに、嵌ってしまった。と言うことで、相棒を見るときは家族が集まると言う訳です。
ついでに言っておくと、インターネット上の動画はflv形式や、mp4、avi、wmvなどが主流ですが、大きなファイルなので、DVDへの変換が重い。今回組み立てたPCが大活躍と言うわけで、家族全員から私の暇つぶしの趣味を認めてもらえたのでした。
(*)フランスでは、2005年12月の法律改正により、個人利用に限っては著作権のあるコンテンツのコピーを認めている。したがって、WinnyのようなP2Pアプリでコピーする事も可能らしい。日本はこの逆に行くようですが、2008年度の通常国会では廃案になったようです。
2009年1月2日金曜日
RAIDへの挑戦
今回は、RAID(ディスクのミラー化)に挑戦した記録です。RAIDと言うと昔は非常に高価なもので、専用のハードウェアボックスなどで実現されていた。使用用途もサーバ向けが主でPCに使うなんて人は余程のマニアで無いと存在しなかった。それが、拡張ボードで実現され、専用のチップが流通するようになると、マザーボードに組み込まれる事も多くなった。また、CPUが高速化されるに伴って、チップで行う事を限定して、殆どの処理をソフトウェアで実現するようになった。その結果、拡張ボードの値段が2000円もしないくらいの低価格化が実現したのだ。その上に、HDDの値段が劇的に下がったために、PCでも普通に使われるようになったのだ。
RAIDには幾つかモードがあるが、信頼性向上には、1、5、10が主流である。5が一番効率が良いのであるが、最低3つのHDDが必要。10は高速化&信頼性向上が出来るが、4台のHDDが必要。結果的に私の環境では両方共に無理な話なので1の単純なミラー化を行う事にした。RAID-1は極めて単純な構成で、2台のHDDに同じ内容を書き込んで、片方が壊れても、もう一方だけでも動作できるミラーディスクである。2台に同時に書き込むので、若干アクセス速度は下がる(2~3%程度だろう)が、気になるレベルではない。それよりも、バックアップを殆どしない面倒くさがり屋には重宝する仕組みである。
二つのPCに共にRAIDを実現するために、二つの拡張ボードを購入したが、一台は$9程度(P-ATA対応)、他方は$25(S-ATA対応)である。安い方は中国の会社からの購入で少々心配なので、もう一方は少し高いものをチョイスしたと言う訳。先に高い方が届いたので、こちらで試してみた。
届いたのは写真左に写っている小さな箱。右はP-ATAとS-ATA変換ボード。箱には小さな拡張ボードとデバイスドライバの入ったCD、それから小さな一枚のマニュアル。このマニュアル、本当に小さくて老眼が進んできた私の眼では読めない。それに、書いてある事が極めて簡単な事だけ。二つのHDDをセットアップするとディスクの内容は全て初期化されると書かれている。それ以外の設定の仕方は書かれていない。ネットで探したが、この小さなマニュアルのPDFファイルが見つかっただけで、それ以外の情報はなし。うーん、安い商品はこんなものなのだと思い知らされた。
さて、既にOSもインストールし、アプリケーションも一杯インストールされたHDDをミラー化したいのだが、このマニュアルだけでは難しい。類似の商品の紹介ページなどを探して、大よその使い方を調べてみた。一応、OSが入ったHDDもミラー化可能らしいことがわかった。ただ、設定に失敗するとHDDの内容が壊されるので、完全に同じHDDをコピーツールを使って複製してから設定を始めた。この複製も時間が掛かる。320GBもあると高速なディスクでも1時間程度掛かってしまうのだ。
さて、完全に同じ内容の二つのディスクを使って、ボードに接続を試みた。先ず、一台はマザーボード本体に繋いで、ブートできるようにし、他方はRAIDボードに繋いで、認識されるか確認して見た。
・RAIDボードで認識はされた。
・RAIDボードのBOISを起動し、RAID設定を試したが、RAID-1は2台必要(当然)と言うことで、設定はできず。
次に2台ともにRAIDボードに接続して、ボードのBIOSを起動した結果、
・2台共に認識された。
・RAID-1の設定を行った。その時、片方のデータを生かして、他方にコピーするプロセスを選択。これ以外だと、両方共に初期化されるため。
・ここでコピーを実行する。(既にコピーはしてあるが、ここで再度コピーを実行したために又一時間掛かった。
・この後、BIOSを抜けてブートプロセス。HDDにはOSが入っているので、上手く行けば立ち上がる筈。
・ブートプロセスからWindows起動の所でエラーでストップ。
ここで思案を巡らせて、検討を重ねた結果、RAIDを動かすためには、Windows自身にRAIDボードのドライバをインストールしておかないと駄目な事が判明。ブートの段階では、RAIDボードから片方のHDDのデータが読み出されるが、RAID機能は動作せず、Windowsのドライバが動作し始めてから、RAIDの動作が行われる事がわかった。したがって、ブートプロセスは始まるが、Windowsに制御が移った時点でエラーになってデータが読み出せなくなるようだ。
そこで、ボードを刺したまま、マザーボードにHDDを繋いでOSを立ち上げ、その上で付属のCDを使ってデバイスドライバをインストールした。その上で、再度のHDDをボードに繋いで、別のモードで設定を行った。二台繋ぐ設定と、RAIDではないが、一台だけ繋ぐ設定も用意されている。マニュアルにはその意味も全く書いていないので、不安ではあったが、一応設定をして、起動させた結果、RAIDボード経由でOSが立ち上がったのである。
次は、二台繋いで、今度は直ぐにコピーするのではなく、バックグランドでコピーするモードがあったので、そちらを選択して起動させたところ、無事にOSが立ち上がったのである。表面的には分からないが、バックでデータのコピーが行われているようで、若干CPUが動いている。と言っても1%程度の稼働率なので、全く影響がない。これ以降は、普通にディスク繋がっている時と同じに動作するので、RAIDである事を忘れるくらいである。
今度は、OSの入ったHDDを引っ越す話をする予定。
RAIDには幾つかモードがあるが、信頼性向上には、1、5、10が主流である。5が一番効率が良いのであるが、最低3つのHDDが必要。10は高速化&信頼性向上が出来るが、4台のHDDが必要。結果的に私の環境では両方共に無理な話なので1の単純なミラー化を行う事にした。RAID-1は極めて単純な構成で、2台のHDDに同じ内容を書き込んで、片方が壊れても、もう一方だけでも動作できるミラーディスクである。2台に同時に書き込むので、若干アクセス速度は下がる(2~3%程度だろう)が、気になるレベルではない。それよりも、バックアップを殆どしない面倒くさがり屋には重宝する仕組みである。
二つのPCに共にRAIDを実現するために、二つの拡張ボードを購入したが、一台は$9程度(P-ATA対応)、他方は$25(S-ATA対応)である。安い方は中国の会社からの購入で少々心配なので、もう一方は少し高いものをチョイスしたと言う訳。先に高い方が届いたので、こちらで試してみた。
届いたのは写真左に写っている小さな箱。右はP-ATAとS-ATA変換ボード。箱には小さな拡張ボードとデバイスドライバの入ったCD、それから小さな一枚のマニュアル。このマニュアル、本当に小さくて老眼が進んできた私の眼では読めない。それに、書いてある事が極めて簡単な事だけ。二つのHDDをセットアップするとディスクの内容は全て初期化されると書かれている。それ以外の設定の仕方は書かれていない。ネットで探したが、この小さなマニュアルのPDFファイルが見つかっただけで、それ以外の情報はなし。うーん、安い商品はこんなものなのだと思い知らされた。
さて、既にOSもインストールし、アプリケーションも一杯インストールされたHDDをミラー化したいのだが、このマニュアルだけでは難しい。類似の商品の紹介ページなどを探して、大よその使い方を調べてみた。一応、OSが入ったHDDもミラー化可能らしいことがわかった。ただ、設定に失敗するとHDDの内容が壊されるので、完全に同じHDDをコピーツールを使って複製してから設定を始めた。この複製も時間が掛かる。320GBもあると高速なディスクでも1時間程度掛かってしまうのだ。
さて、完全に同じ内容の二つのディスクを使って、ボードに接続を試みた。先ず、一台はマザーボード本体に繋いで、ブートできるようにし、他方はRAIDボードに繋いで、認識されるか確認して見た。
・RAIDボードで認識はされた。
・RAIDボードのBOISを起動し、RAID設定を試したが、RAID-1は2台必要(当然)と言うことで、設定はできず。
次に2台ともにRAIDボードに接続して、ボードのBIOSを起動した結果、
・2台共に認識された。
・RAID-1の設定を行った。その時、片方のデータを生かして、他方にコピーするプロセスを選択。これ以外だと、両方共に初期化されるため。
・ここでコピーを実行する。(既にコピーはしてあるが、ここで再度コピーを実行したために又一時間掛かった。
・この後、BIOSを抜けてブートプロセス。HDDにはOSが入っているので、上手く行けば立ち上がる筈。
・ブートプロセスからWindows起動の所でエラーでストップ。
ここで思案を巡らせて、検討を重ねた結果、RAIDを動かすためには、Windows自身にRAIDボードのドライバをインストールしておかないと駄目な事が判明。ブートの段階では、RAIDボードから片方のHDDのデータが読み出されるが、RAID機能は動作せず、Windowsのドライバが動作し始めてから、RAIDの動作が行われる事がわかった。したがって、ブートプロセスは始まるが、Windowsに制御が移った時点でエラーになってデータが読み出せなくなるようだ。
そこで、ボードを刺したまま、マザーボードにHDDを繋いでOSを立ち上げ、その上で付属のCDを使ってデバイスドライバをインストールした。その上で、再度のHDDをボードに繋いで、別のモードで設定を行った。二台繋ぐ設定と、RAIDではないが、一台だけ繋ぐ設定も用意されている。マニュアルにはその意味も全く書いていないので、不安ではあったが、一応設定をして、起動させた結果、RAIDボード経由でOSが立ち上がったのである。
次は、二台繋いで、今度は直ぐにコピーするのではなく、バックグランドでコピーするモードがあったので、そちらを選択して起動させたところ、無事にOSが立ち上がったのである。表面的には分からないが、バックでデータのコピーが行われているようで、若干CPUが動いている。と言っても1%程度の稼働率なので、全く影響がない。これ以降は、普通にディスク繋がっている時と同じに動作するので、RAIDである事を忘れるくらいである。
今度は、OSの入ったHDDを引っ越す話をする予定。
PC高速化
先日のブログで書いたように、新たにもう一台のPCを組み立てるために、少し高速版のCPUを購入した。最初に購入したCPUがE7200(2.53GHz)で、新規に購入したCPUはE8400(3.0GHz)である。クロック数にすると20%程度のUP。CPUのクロック以外にFSB(Front Side Bus)のクロックが1066MHzに対して1333MHzと高速なので、これも高速化に寄与しそうだ。
さらに、FSBのクロックを上げるオーバークロックも試してみた。元々マザーボードの対応するFSBが1333MHzなので、CPUよりも先にマザーボードが動かなくなりそうだ。結局のところ、20%UPのオーバークロックまでは動作する事が確認できた。その結果、CPUの内部クロックは3.6GHzで動作するようになった。実はマニアの間では、もっと凄いオーバークロックを行うために性能の高いマザーボードが存在し、それを使ってCPU電圧を上げたり、CPUを水冷にしたり、極端な例では液体窒素で冷却する事で、3.0GHzのE8400でも5.0GHz以上のオーバークロックも行われているようである。しかし、そこまでのマニア&オタクでない私には無理な話。
一方、マザーボードだけではなく、メモリもオーバークロックで動かなくなる。今回購入したメモリのうち、高い方のメモリでは20%程度のクロックアップでは問題なかったが、安い方のメモリは15%程度で動かなくなってしまった。やはり、メモリの性能は値段にも影響されるようである
結局のところ、20%のオーバークロックでベンチマークを実施した。CPUベンチマークの一つで有名な素数計算プログラム(SUPER PIE)で100万桁の素数を計算する時間を計ってみた。E7200のオリジナルクロックでは約20秒程度掛かっていた計算が、3.6GHzのE8400では13.0秒という結果が出た(写真)。30%以上の高速化を達成する事が出来た。まあ、実際にPCを使っていて、CPUの高速化を実感する事は殆どなく、精々ビデオ画像の変換の時に分かるくらいである。次に、二つのディスクを使ったRAID(ミラーディスク)を試した結果を報告します。
さらに、FSBのクロックを上げるオーバークロックも試してみた。元々マザーボードの対応するFSBが1333MHzなので、CPUよりも先にマザーボードが動かなくなりそうだ。結局のところ、20%UPのオーバークロックまでは動作する事が確認できた。その結果、CPUの内部クロックは3.6GHzで動作するようになった。実はマニアの間では、もっと凄いオーバークロックを行うために性能の高いマザーボードが存在し、それを使ってCPU電圧を上げたり、CPUを水冷にしたり、極端な例では液体窒素で冷却する事で、3.0GHzのE8400でも5.0GHz以上のオーバークロックも行われているようである。しかし、そこまでのマニア&オタクでない私には無理な話。
一方、マザーボードだけではなく、メモリもオーバークロックで動かなくなる。今回購入したメモリのうち、高い方のメモリでは20%程度のクロックアップでは問題なかったが、安い方のメモリは15%程度で動かなくなってしまった。やはり、メモリの性能は値段にも影響されるようである
結局のところ、20%のオーバークロックでベンチマークを実施した。CPUベンチマークの一つで有名な素数計算プログラム(SUPER PIE)で100万桁の素数を計算する時間を計ってみた。E7200のオリジナルクロックでは約20秒程度掛かっていた計算が、3.6GHzのE8400では13.0秒という結果が出た(写真)。30%以上の高速化を達成する事が出来た。まあ、実際にPCを使っていて、CPUの高速化を実感する事は殆どなく、精々ビデオ画像の変換の時に分かるくらいである。次に、二つのディスクを使ったRAID(ミラーディスク)を試した結果を報告します。
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