2011年7月10日日曜日

お気に入りのアプローチ

先日、こちらの記事で、やきそばパンZさんからアプローチについてコメントを頂きました事(こちら)に端を発して、私が少しレスをして何度かやり取り後、何と私の行うアプローチのやり方に名前をつけて、わざわざ記事にしていただきました。(Zさんのこちらの記事

私ごときの素人技に名前まで付けていただいて、恐縮するばかりです。

それに対して、私が技術的なポイントだけ次のように再度コメント致しました。

まあ、記事のような長いコメントを書いてしまったのですが、言葉だけでは理解は難しいと思って、ビデオに撮ろうと思うに至りました。

---
Zさん、

私のチョットしたコメントから、こんな立派な記事にしていただいて恐縮の限りです。

私のコメントの中で、「高く上げない」という記述が少し誤解を与えたかも知れません。ロブショットのように高く上げない、と言う意味で、ロブショットのようにロフトも寝ないし、強くも打たないので、高く上がらないが正しい記述かも知れません。

元々は、アメリカに来てから、日本の芝と違って粘っこいので、グリーン周りのラフで打ち込む感じだと抵抗が大きくて距離感が出せなくてアプローチセーブの確率が下がったのを補うために実践し始めました。それがFWからのアプローチでも効果的だったという事です。

もう一度、私の言いたかった重要ポイントを箇条書きにしますと、

(1)少しフェースを開く(開き過ぎは距離感のミスが増える)
(2)インパクトの前後でスピードを変えない
(3)打ち込まないで最下点で打つ
(4)フェースに乗せて運ぶイメージ

(2)(3)が重要で、トップやザックリのミスを減らす事が目的です。一般にアプローチは加速している中で打つが原則なんですが、強く打ちすぎない為に一定速度にしています。勿論、実際には加速しているかも知れませんが、少しインパクト前に加速を止めて一定にする意識で振っています。また、最下点で打つ事で、トップする確率や、トップした時のペナルティが減るように思います。(きっと加速していると思いますが、意識は一定速度です)

全体的に言える事は、強く打ちすぎない事かもしれません。ロブショットって、結構思い切って強く打ちますが、このショットは弱気なショットのイメージかも知れません。その分、スピンは一杯掛かりませんが、FWからボールだけをヒットすれば、そこそこのスピンは掛かりますし、ウレタン系カバーのボールなら止まってくれます。

Zさんも書かれているように、フェースを開いた普通のアプローチのように見えますが、(4)の運ぶイメージを出すために、加速させないショットと言う点が唯一違う点かも知れません。

Zさんも言及されていますし、(1)でも書きましたが、開き過ぎは距離感が合わなくなるので、私はほんの少しだけしか開きません。Vokeyの場合開くとバウンスが少し邪魔をする事と、元々56度なので、ZさんのJawsと若干事情が違うのも理由です。

Zさんの記述と一つだけ微妙に違うかなと思った点は、払い打つと言う点です。私のイメージだと、ボールだけ掬い上げるイメージです。元々グリーン周りのラフからボールを打つ事から始めていますので、打ち込まないで、ボールをラフの中から掬い出すイメージでした。勿論、払い打つ感じで何も問題はございません。(地面に打ち込まないと言う観点からすれば、払い打つという表現の方が正しいのかも)

今日、友人のアプローチレッスンのために練習場に行きますので、その時にビデオが撮れれば記事にしてみます。
---

で、土曜日、友人のアプローチ練習に付き合って、会社近くのコースに行って、私のアプローチをビデオに撮って貰いました。

ビデオでは、3回アプローチをしています。ラフからのアプローチで、距離は15yds程度だったと思います。(もうちょっとあったかも)

(1)最初は、普通に行うアプローチです。参考のためもあって、適当ですし、少々早打ちで参考にしないで下さい。早回しのようなタイミングになっています。

(2)今回紹介するアプローチです。練習なしで、いきなりだったので、少し距離が出てしまいましたし、大きく振りすぎていますね。普通の速度と1/2倍速になっています。

(3)少し距離を調整したアプローチです。2回目なので、上手く打てていると思います。普通の速度、1/2倍速、1/4倍速になっています。



ビデオで見ると、インパクトで加速しないと言うのは少々誇張かなと思いますが、気持ちはそうなんです。

因みに、FWでもライが良ければ、同じように打って、比較的止まりますので、砲台グリーンで、ピンが少し近いかなという場合に有効です。ロブショットが普通なんですが、私の力量ではロブショットは失敗の恐れもあるし、それに見合うクラブは持っておりませんので、この方法を使っております。

11 件のコメント:

yspw さんのコメント...

本当にありがとうございます。(^^)

ビデオをよーく見てからコメントしなおします。m(__)m

ジンちゃん さんのコメント...

動画を拝見しました。
私が注目したいのは、インパクトのときのハンドファーストです(^^)。娘はレッスンで「ヒンジ&ホールド」と習っていますが、trimetal さんのアプローチは、まさにそれができていると思います。
それができていることで、ボールだけを拾えて、しかも球が高くなり過ぎず、運ぶように距離感が出せているのだと思います。アプローチの極意ですね(^^)。お見事です。

yspw さんのコメント...

拝見いたしました。
(私のオフィスのサーバーはYoutubeとかの動画が制限されていまして。(^^;)


うわー、すごいです!!

まず、高さに驚きました。
最初の「普通」とおっしゃってるやつも高さがあってキャリーが多いですね!


そして、肝心のショットの方、加速しないとおっしゃる感じがよく理解できました。(^^)


しかしそれにしてもtrimetalさんのリスト遣いは柔らかいです。
(私にはこのまま再現することはとても無理っぽいです・・・。)


まだこの動画を拝見する前の日曜日、ラウンド中に友人に動画をとってもらったものを後でアップしてみますね。

私がとりあえずやったCT-30は、30度もフェースを開いているのに、低空飛行でまるで別物です・・・。
(それでも普段のチップショットの2-3倍は高さがあるのですが。)


加速しない感じも今度やってみます。


いやー、良い意味でちょっと衝撃でした。(^^)


本当にありがとうございます。m(__)m

trimetal さんのコメント...

ジンちゃん、

コメントThnxです。
私はレッスンと言うのを受けた事がないので、ヒンジ&ホールドって分かっていませんが、ちゃんと良いアングルでヒットしているとすれば嬉しいですね。

確かに、同じ打ち方でFWのライからも打てますので、上手く球が拾えてるのかなと思います。

でも、私のアプローチはツアープロの見よう見まねですのですので、イマイチ自信を持てないんですが、これで良いとなると自信を持てます。ありがとうございます。

trimetal さんのコメント...

Zさん、

この時は、ラフからのアプローチですので、少し球が上がりやすい状況でした。FWからだと、ここまで高くは上がりません。それと、ラフの場合、普通のアプローチでも、払う感じになるので、少し高く上がります。

加速しないイメージが伝われば、それでOKです。私の理想的な形は、できるだけゆっくりとインパクトする事です。あまりゆっくりだと2度打ちになってしまうので、ある程度のスピードが必要ですが、ゆっくりのショット程、ミスが少ないかなと思っております。

Zさんの動画も楽しみにしています。

yspw さんのコメント...

すみません、

この動画を拝見する前でもあり、
私には無理な柔らかさでもあり、

似ても似つかぬものになっていますが(^^;、一応アップしてみます。


かたじけないです~!(^^;

trimetal さんのコメント...

Zさんの動画を見ました。似ても似つかないと言うよりも、ボールを運ぶイメージが違うのかなと思います。Zさんのは、払うイメージで、私のはフェースに乗せて上げるイメージだと思います。

共に、安全にボールを目的地に運ぶ観点では同じだと思います。払うか上げるかの違いで高さが違うだけだと感じた次第です。私が最初に普通のアプローチと書いた方がZさんのアプローチに近いかなと思いました。

yspw さんのコメント...

こんにちは。

おっしゃるとおりでして、私がアップしましたのはまだフェースを開いて打った段階です。(^^;

trimetalさんが普通のアプローチとして打っていらっしゃる最初のアプローチショットもフェースは少し開いているのですよね?

ですからその2者はけっこう近いショットかなと思いますです。
ただ、私のは柔らかさが全然ないのですけれども。(^^;


それと、私のアップしたものは、普通のPWで50-50でうつチップショットと自分では全く同じ打ち方で打っているつもりなのですが、フェースを開いてライ角もフラットになった状態でセットしているためにsubconsciousが払い打つ感じに体を動かすのだと思われます。

人間の体は実に不思議です・・・。

trimetal さんのコメント...

Zさん、

私の普通のアプローチの場合、

・フェースはスクエア
・若干打ち込む(それ程ではなく、微妙に打ち込むので、ライが良ければスピンが掛かります)
・テークバックは小さい

これが特徴でしょうかね。フェースを開かないのは、距離感と方向性を出すためです。こちらは運ぶ感じよりも、強めにボールをトスするイメージです。

これと、CT-30ではテークバック、フォローの大きさ、インパクトの角度などが違ってきます。

yspw さんのコメント...

なるほどー。

スクエアフェースであれほど上がるのですか。

柔らかく打つ技術ですね。



レベルが違いすぎて、コピーが出来なさそうですが、それなりに頑張ってみます。(^^;

なにしろウエッジを開いてバンカー以外(若しくは破れかぶれのロブショット以外)で使うこと自体が初めてですので・・・。(^^;

trimetal さんのコメント...

Zさん、

そんなに高く上がっていないと思います。実際と動画のイメージが若干違ってるかも知れません。それと、ラフなので球が上がり安いのもあるでしょうね。

リストが柔らかいとお褒めの言葉を頂きましたが、自分では未だかつて思った事がありませんでしたので、嬉しいですね。

まあ、12歳の頃からやってて、誰に教わったわけでもなく、全て自己流の見よう見まねですので、子供の頃の遺産でしょうね。