2009年3月26日木曜日

Macbookその後

先週発注したMacbookが成田の露と消えてから3日。今日、Appleから再発送の知らせが届いた。発送は26日で、最初の時と同じく上海から送付されるようだ。ただし、輸送会社が違う。今度は、UPS(United Parcel Servive)で送られる。さらに、今度はEXPRESSとなっている。即ち急行便で、到着予定日は3月30日。中国から4日で届くとの事。本当かしらね。

さて、このUPS。日本では馴染みは無いが、アメリカではFedExと並んでメジャーな宅配便の会社。NYのマンハッタンに行くと、至る所にUPSの小型トラックが止まっている。こげ茶色の外観に、金色のUPSマークが書かれている。小型トラックと言っても、そこそこ大きいので非常に目立つ。

ところが、あと一つメジャーな宅配便として全米郵便がある。日本で言ったら郵便局である。名前は、US Postal Service、略してUSPS。何年もアメリカに居る人でも、UPSとの違いを認識していない人が居るくらい名前が似ている。ユーザからすれば、どんな会社でもちゃんと荷物を運んでくれれば良いわけで、会社名は気にしないと言う事。

殆どの人は知らないでしょうが、UPSは日本にとっては宅配便の元祖と言っても良い会社なのだ。大和運輸(現ヤマト運輸)の小倉社長が昭和50年代にクロネコヤマトの宅急便を始めるきっかけとなったのが、マンハッタンで見たUPSの配送車だとか。マンハッタンの各ブロックを一台の配送車でカバーしているように見えた。小倉社長関連の本に書かれていたのを覚えている。その本によると、潜在的な宅配便の需要を掘り起こす事が事業採算を満たす秘訣であり、需要掘り起こしのためには、徹底的にサービスを最優先にする事だと考えたとか。また、サービスが向上して、荷物が増えれば、より多くの配送車を使って、より良いサービスができる。すると一層荷物が増える。この好循環により、爆発的に需要は増えると考えた。事実はそうなった。若き小倉社長は、郵便局と国鉄の小荷物しか個人の配送手段が無く、これらが赤字事業だった時代に、潜在的に需要がある事を見越していたんですね。そして、それを信じて社運を賭して宅急便事業に邁進した。本当に素晴らしい経営者だと思います。UPSを見て、ふと思い出しました。

2009年3月24日火曜日

成田に消えたMacbook

先週、Macbookを発注した。娘がHigh Schoolに合格したので、これからは自分のPCが必要だと言う事なので、買う事にした。

日本語のキーボードが欲しいという本人のリクエストに合わせて、Apple Store(USA)から日本語のキーボードを選択して発注したのである。eBayなどで買った方が安く買えるが、日本語キーボードとなると、日本のサイトでないと買えない。その点で、Apple Storeならアメリカでも買えると言う訳。また、日本の値段はアメリカよりも高い。同じApple Storeでも日本だと2万円近く高くなる。安い店で買っても、税込みにすると、Apple Store(USA)と同じくらい。
日本から送ると、それだけで何十ドルも掛かるから結局アメリカで買うほうが安くなる。

発注してから二日後に発送したと言うメール。FedExでの発送である。そのTracking情報を見ると、上海(SHANGHAI,CN)から発送された事になっている。次の日に又Tracking情報を見ると、今度はGUANGZHOU,CNを出発したとなっている。これは何処?調べてみたら、広州らしい。英語読みでは、グァンゾゥと発音するらしい。アメリカへの航空便の拠点が広州にあると言う事なのだと納得。

さて、翌日の月曜の朝、会社に来てインターネットで日本のニュースを見ていたら、月曜日の早朝に成田空港で、FedExの輸送機が着陸に失敗して機長と副操縦士が亡くなり、輸送機はクラッシュしたと言うニュース。記事を読むと、夜中に広州を飛び立った輸送機が成田に早朝着陸する時に失敗したとか。おや、MacbookのTrackingでは同じ頃に広州を飛び立っている。でも、米国向けだから違うよねなどと思っていた。

しかし、気になって、午後になって、再度FedExのTrackingを調べてみて驚いた。次のようなStatus表示があるではないか。

Mar 24,2009 00:32, Shipment exception, NARITA-SHI JP, Delay beyond our control

これって、成田で輸送上の問題が起きたって事?自分たちではどうする事もできない遅延と言う事だから成田で事故に巻き込まれたと判断できる。

こんな事ってあるんだね。自分が飛行機に乗ってなくて良かった思ったのであるが、よく考えてみれば、中国発の輸送機がアメリカに直行する前に日本に寄り道するのは効率を考えたら当然の事ですね。

で、次の日に、Apple Storeからメールが来た。次のように書かれている。一部を抜粋すると、
To Our Valued Apple Customer:

Thank you for your recent purchase at the Apple Online Store.
Our records indicate one or more of the items in your order have shipped. However, your shipment(s) were damaged in a carrier accident.

We have issued an expedited replacement for the affected item(s) and are working with our carriers to ensure they are delivered as quickly and safely as possible. We apologize for the inconvenience.

と言う事で、同じ商品を再送してくれるので安心した次第。できるだけ早く、安全にと書かれているが、何時再送されるのだろうか。その前に、亡くなった機長と副操縦士のご冥福を祈ります。合掌!

2009年3月20日金曜日

最後の雪

今朝起きて外を見たら雪がちらついていた。最近は朝晩は冷えても、昼間は10℃を越えて暖かくなってきたので、もう今年は雪は降らないだろうと思っていた矢先である。外の気温は2℃くらいなので、降ってもおかしくはない。

そうこうしているうちに、家を出る頃には外は真っ白。大して積もってはいないし、道は積もっていないので、問題ないが、少々驚いた。確かに、日本に居たときも、3月末に箱根のホームコースに行くと雪でクローズの事があった。私の住んでいた厚木は、平地で積もる事は無かったが、寒い地域では3月でも雪は積もるのだと言う事を再認識した。今私の住んでいるエリアは、日本で言うと札幌くらいの緯度なので、当然の事で、4月でも雪が降るかも知れない。

という状況で、妻は午前中にある英会話を休む事にしたようだ。家の前の坂道は雪が積もると、我が家の前輪駆動車では滑って上がらない時があるからと言うのが理由だが、本当の所はせっかく洗った車が汚くなるのを避けたためかも知れない。

2009年3月19日木曜日

アメリカの洗車

先週末、洗車に行ってきた。近くのガソリンスタンドの横にある洗車場である。冬の間は、時々雪が降って車が超汚くなるので、春になるまで洗車はお預け状態だったが、最近は暖かくなり、もう雪は降らないだろうと思ったので、行った次第。

ここは、自動洗車と手動洗車が選べるようになっており、車内清掃、ワックス掛け、車体下清掃などを選択できるようになっている。今回は、手動洗車で、車内清掃もしてもらって$17.99。チップは$1なので、約$19になる。日本でやっている自動洗車に比べたら遥かに高いが、人の手であらうのであれば、こんなものかなと思った。

工程としては、最初にエアで車についているゴミ類を取り除き、すばやく車の中を強力な掃除機で清掃。それが終わると、自動的に動くレーンに車を移動する。まるで車の製造工程のオートメーションレーンのようだ。この動くレーンに乗った車に、シャンプーが掛けられ、数名の人が素早く汚れを取る。この速いこと。シャンプーの手洗いが終わったら、シャワーが掛けられて泡が取り除かれて、自動レーンから出てくる。車が出てきたところで、やはり数名の人がタオルで水を取り、車内のグラスをシャンプーで掃除。また、この作業もあっと言う間に終わる。

結局、入り口から出口に出て拭き取りが完了するまでに10分と掛からない。正味5分くらいだろうか。洗車場に着いたときは前に5台くらい並んでいたので、結構待つのかなと思っていたが、全てパイプライン式に行われるので、ほとんど待つ事もなく、凄く早く終わる。ストレスが全くないのだ。

値段は少々高いが、待ち時間が無く、作業工程を洗車場の横にあるショップ(コンビニのような控え室兼ショップで、ガラス越しに見る事ができる。それを考えると、これくらいの値段でも納得できると思った。でも、綺麗になった車の本当に気持ちが良い。今度は、もう一台のPriusを洗車しに行こうと思う。

2009年3月17日火曜日

受験の結果

今日、慶応NY校から娘の受験結果が届いた。

なんと、「合格」と書かれている。パチパチパチ!

何か奇跡が起きたのかも知れない。あるいは、以前から言われていた事ではあるが、現地の中学に通っている事が奏功したのかも知れない。現地中学の英語での授業について行ける子供はできるだけ採りたいと言うのが学校の意思らしいので、試験の成績は悪くても、優先的に入れてくれるとか。何かが作用しないと合格は無いと思っていたのである。

それと、もう一つ驚いたのは、今日の昼過ぎに合格通知が届いた事である。
予定では、今日発送となっていたので、明日か、明後日だろうと思っていた。FedEXで届いたのであるが、確かに発送は今日になっている。
実は慶応NY校は、我が家から車で10分~15分の距離にある。FedEXに出された通知は、集配拠点に行く前に、我が家に届いたのかも知れない。なぜなら、学校からの発送は早くても8時頃だろうから、4時間くらいで届くとしたら、直接届いたとしか思えないのである。

まあ、どちらにしても良かった。一方では、今後の教育費を考えると少々大変だと思う部分もあるが、そこは駐在員の特権として、会社の負担分が大きいので、驚くほどの自己負担は無いので、何とかなるかなという所である。

2009年3月16日月曜日

50MPG超え

先週の土曜日はゴルフに行き、長距離ドライブを行った。直前にガソリンを入れたので、この日の150マイルを超えるドライブで、PRIUSがどの程度の燃料消費率(MPG=Miles Per Gallon)になるか試してみた。特別に燃費走行をするわけではなく、道路の流れに乗った運転を心がけた。但し、次の点だけは気をつけて運転した。

・流れを無視した、ゆっくりの運転はしないで、できるだけ走行車線を走る。

・70マイル以上の速度は下り以外では出さないし、無駄なアクセスワークは避ける。

・一般道のブレーキは極力避けて、Bレンジ(エンジンブレーキ)を使う。

その結果、往復で156マイル走行して、53.3MPG(22.5Km/L)となった。もちろん初めての50MPG超えである。アメリカのガソリンでは結構立派な数字だと思う。

通常の通勤では、片道12マイル程度で、朝晩のエンジンが冷えた状態から、アップダウンのある道を通勤しているので、42マイル程度であるが、さすがに長距離ドライブでハイウェイ走行が多いと50MPGを超えることが分かった。

ちなみに、行きは未だ気温が低い事もあり、52.6MPGだったと思うが、帰りは暖かくなり、燃費効率も上がったようだ。今回のドライブを通して分かった事は、

・高速道路を60マイル程度で走っていると55MPG程度の燃費が、70マイルくらいの速度になると、アクセルを慎重に踏んでも平地では50MPGを超えない。したがって、65マイル以上の速度で走ると、燃費が悪くなる。

・高速道路で一度速度を落とすと、加速するときに大きく燃料が使われる。したがって、速度をできるだけ一定に保つ。そのためには、前車との車間距離を開ける事が重要。アメリカでは、右側車線を走っていると、自分の速度で走りやすいので、右側走行を心がける。但し、時々滅茶苦茶遅い車に遭遇するので、車線変更も必要。

・一般道は、45マイルくらいでアクセルを一定にして走ると一番燃費が良く、65MPG以上で走行できる。

もっと暖かくなったら又測定してみます。

初打ち

先週土曜日に、今年初めてのゴルフに行ってきた。コースは、Royce Brook Golf Clubで、New Jerseyの中央よりもNY寄りにある。行く前は、比較的近くだと思っていたのが、実際には75マイルちょっとあり、一時間半も掛かる場所にあった。それでも、スタートが12時なので、比較的遅く出かける事が出来たし、土曜日の午前中は車も少なくてスムーズにコースに到着した。

このコースは、メンバーシップのWest CourceとパブリックのEast Courseから成り、Westはフルバックからコースレート75.0ととんでもなく難しいコース。Eastでもフルバックからだと73.9と尋常じゃない。今年初めての事もあり、一つ前のティーからスタート。こちらは、6500ヤード程で、コースレートは71.7、スロープは131で、程よい難易度でした。

コースのクラブハウスは比較的立派で、結婚式などのイベントもやっているようで、帰り際にはそれらしい人たちが出て来てた。我々ビジターは、ハウスの横にあるプロショップでチェックイン。ビジターフィーは、カートでも担ぎでも同じ$58。当然、健康のために歩きである。一つ良い点は、練習ボールが無料で、広い練習場でボールが打てる事。

スタート前に、30球ほどの練習。本当に今年初めてクラブを振るので、なかなか芯に当たらない。ドライバも5球ほどの練習で、全てが異なる方向に飛んでいく。これでラウンドは大丈夫だろうかと不安にさせる練習だった。

あまり時間が無くて、スタート時間直前にスタートハウスに行ったら、スタートが遅れているようで、20分程の待ちだとか。少しパット練習をしてから1番ホールに着いたが、未だ前に二組も待っている。結局30分遅れとなった次第。

コースの芝は、未だ茶色。日本の冬と変わらない状況で、私が抱いていたイメージと大きく違う事に驚いた。写真を見れば雰囲気が分かるでしょうが、冬のたたずまいである。グリーンも未だ緑になっていないし、やや凸凹もあって転がりがイマイチ。まあ、冬の間は雪が積もっているので、当然と言えば当然なんだけど、西海岸のコースをイメージしていると裏切られる。でも、これからの一ヶ月で本当に綺麗な緑になるので、少々の我慢である。

一番のティーショットから、思った以上に真っ直ぐに飛び、グリーンカラー周辺まで2打で運べた。しかし、この後のアプローチ、パットが最低の出来。一日を通して、この傾向は変わらず、2打でグリーンONか、カラー辺りには行くが、そこから全くの不出来。特にパターの出来は如何ともし難く、1m半は一度も入らないだらしなさ。12番の1.3mに付けたバーディパットも引っ掛けで外してしまい、余計にがっくり。結局、15番終了までラウンドし、事情あって先に帰宅。前半は43、後半は6ホールで3オーバーと言う事で、シーズン初めとしては、実力相応の出来だったと思う。


事情とは、この日は妻の誕生日。7時までに帰宅して家族で食事に行く予定。スタートが遅れて、進行もゆっくり。家までも1時間半かかる距離ともなると、結局は18ホールのラウンドは出来ず、16番ホールのティーショットまでで、そこからは駐車場まで重い足取りでテクテク。5時20分にはコースを出発、その結果、6時52分に帰宅。何とか約束を守ることが出来て一安心。

今年の初ゴルフで気が付いた事は、

・筋力が衰えている(冬の間に運動していないから)ので、力で打つ方法はNG。大きなスイングと身体の回転で打つ事が飛距離のコツ。大きく、ゆっくり振れば飛距離が出る事がわかった。

・アイアンも同様で、大きなスイングで方向を間違えない事と、1クラブ大きめで打つこと。

・アプローチは全く距離も、スピンコントロールも出来ないので、転がしが正解。もう少し練習が必要。次回は早めにコースに行ってアプローチ練習必須。

・パットは、もっと家で練習しておくべき。距離感は悪くないが、引っ掛け、プッシュが多発で1.5mの安定感が無かった。今度はコースで時間を掛けて練習しよう。

次回は天候と家族の機嫌次第と言う事で、様子を見ながら計画する。

2009年3月9日月曜日

ブルックリン橋

日曜日に、日本から来た友人と二人でブルックリン橋を見に行ってきた。この橋は、マンハッタン島、ブルックリン地区を繋ぐ2Km弱の橋で、19世紀の後半に出来たそうだ。ニューヨーク観光としても最も有名で、様々な映画やドラマでも登場する。歩いて橋を渡る人も多いとか。

私は車で友人をホテルまで迎えに行き(ホテルはバッテリーパークの近くで、マンハッタン島の最南部)、そこからは直ぐに橋を渡れた。橋を渡ってから一般道に下りた後は、一方通行に気をつけながら、川沿いの公園がありそうな辺りに行ったり来たりしながら、車を停める場所を探した。なかなか駐車場所は見つからなかったが、何とか一台分の隙間を見つけ、無事に駐車できた。

公園は、ブルックリン橋とマンハッタン橋(こちらは電車も通っている)の間に、川沿いに二つに分かれて、存在している。気候も良くて、家族連れもそこそこ見られた。それでも、日本の観光地という感じの混雑さはなく、地元民のくつろぎの場所という感じ。

公園の中で、何かの撮影が行われているようで、赤いバラを持った男性モデルに向かって写真が取られていた。ブルックリン橋に近い方の公園から、橋を通してマンハッタンを見る光景は、何度か映画の一場面で見た記憶が蘇る。正にマンハッタンの光景である。今度は、家族と来たいものだ。きっと喜んでもらえると思う。

この後、マンハッタンに戻り、トンネルを通ってハドソン川の対岸(New Jersey)に渡った。目的は、いつものMITSUWAに行って、日本酒を買って、ラーメンを食べて帰るというパターン。その前に、ハドソン川沿いを運転していると、対岸のマンハッタンのビル群が素晴らしい光景を見せている。ブルックリンから見るよりも、素晴らしい。きっと夜になると夜景がもっとすごいのだろうと思いつつ、車を停めてしばし観光に耽った。

MITSUWAでの買い物、食事の後は、我が家のあるGreenwichに行き、昨夏に行ったGreenwich Pointのビーチに行ってみた。この時期は一般に開放されているので、誰でも入ることが出来る。犬も散歩できるため、多数の犬が連れられていた。本来であれば、リード付が条件であるが、なぜか多数の犬が放たれて、本当に自由きままに走り回る犬もいる(写真の犬)。我が家のPOOHも連れて来たいが、躾が出来ていないので、きっとどこかに行ってしまうだろう。

日本から友人が来たおかげで、久しぶりに観光らしき行動ができた。でも、今度は家族で色々な所に行ってみたいものだ。夏にはGreenwich Pointにも行こうと思う。

2009年3月6日金曜日

マンハッタン

今週、大学時代の友人が出張でマンハッタンに来ている。と言う事で、水曜日に私もマンハッタンに行って、彼と食事をしてきた。年末に行って以来のマンハッタンである。いつもの事であるが、駅を出たら全く方向が分からない。全くのおのぼりさん状態である。

行ったお店は、純粋の和食・寿司のお店。特に指定なく、お任せで料理と寿司を出してもらった。この店は、以前一緒にゴルフに行った人がオーナーの店で、女将が関西系の乗りで、少々アクが強い。私のように大阪出身には違和感はないし、扱いも分かるが、結構苦手な人も居るのではと思う。オーナーに聞いたら、関西ではなく、長崎の出身らしいが。でも、味は立派な店でした。お値段はマンハッタンと言う土地柄、ちと高めであるが、年に何回も食べるわけではないので、良いかもと思う。

さて、食事を終えて歩いていると、日本食の店が多い。一つ気に入ったのが、赤い大きな提灯に「丼屋」と書いた、DONBURI-YAである。ここは本当に色々な丼を出す店で、一人で入るには良い店だと聞いた事がある。この店の近くに、日本風のコンビニらしき店もある。中には入らなかったが、日本人御用達の店みたいだ。また、近くに大きく看板に「うどん」と書いた店もある。やはり、マンハッタンには、いたるところに和食の店があり、食事には困らないと再認識した次第。

駅まで歩いている間も、気温が下がってきたのだろう。顔にかかる風が非常に冷たい。-4,5度あるのだろうか。そんな気候で、夜10時になっても人は一杯。ここはニューヨークとまたも認識したのでした。

この時間になると、電車の本数も少なく、結局Greenwichの駅に着いたのは11時過ぎ。駐車場まで歩く。駐車場はLong Termエリアで、一日$5で駐車できる。しかし、夕方から駐車したからか、支払い用紙が張られていない。普通なら、ワイパーの所に請求書が張られているのだが。少々ラッキーな気分で帰宅したのでした。

2009年3月4日水曜日

サマータイムに移行

今週末にサマータイムに移行する。11月にウィンタータイムに移行した時は、とっくに冬になってるのに、やっとウィンタータイムかと思ったのも束の間、早くもサマータイムである。家の庭には雪が未だ残っていると言うのに、気の早い事である。

当たり前の事であるが、サマータイムになると、日の入りが一時間遅くなる。同様に、日の出も遅くなる。今日現在の日の出時間は6時24分なので、来週からは7時20分頃になる。この時間は、子供が学校へ行く時間よりも少し遅い。暗い間に家を出ることになるのは少々可愛そうな気がする。

逆に、日の入りが今日時点の5時50分が6時50分過ぎになるので嬉しい。今週の土曜日に、こちらのゴルフ会の初打ちがあるそうで、昨日会長から連絡があった。週末に降った雪が残っているので無理だろうという何人かからの指摘にも関わらず会長は強行するようである。私も行きたいのは山々だが、家族との折り合いが必要。土曜日は子供の日本語補習校の卒業謝恩会があるそうで、私は家で留守番の予定でゴルフは無理。来週以降にお預けであるが、その前に雪は本当に融けるのか。甚だ疑問である。

会長曰く、今週末は暖かくなるので、半袖でゴルフができるとか。天気予報によると最高気温14℃。確かに、今週の最高気温が氷点下に比べれば暖かいが、半袖はオーバーな気もする。とは言え、アメリカ人には既に夏の気候なのだろう。

2009年3月3日火曜日

娘の受験

先週末の二日間は娘の受験があった。Keio Academy of New Yorkである。自宅から15分弱の至近距離にある。学年は9年生から12先生まで。日本で言えば、中学3年から高校3年までだが、こちらではHigh Schoolである。土曜日に、英語、数学、国語の試験、日曜日に日本語と英語の面接。おまけに、親も含めた面接。

この高校、慶応義塾大学の付属高校であるが、日本の慶応に比べてレベルは高くないと聞いた。どうせ何年か後には日本に帰るのだから、日本語と英語の両方の授業があるのはぴったりだと思い、娘にも受験させた。しかし、結果は(未だ出ていないが)、娘に言わせると限りなく合格の可能性は低いらしい。もし、可能性があると思ったら、落ちたときのショックが大きいので、落ちる前提で考えているらしい。また、面接も含めて出来が悪かったらしい。特に英語の面接は、聞かれている事はわかっても、緊張して言葉が出てこないらしい。何色が好きですか?なんていう簡単な質問すら慌てる始末だったらしい。

その前に、本人に受験という自覚が皆無。それが一番の問題かも知れない。本人に言わせると、アメリカは高校まで義務教育だから、何もしなくても地元のGreenwich High Schoolには入れる。そう考えると、試験の緊迫感が無くなるのだとか。言いたいことはわかるが、試験を受けるには、それなりの理由があるのだから、絶対に合格すると言う強い気持ちが欲しい。無い物ねだりなのかも知れないが。

よくよく考えれば、自分の娘だから、こんなものかも。自分を振り返ると、高校受験、大学受験、大学院受験、入社試験と受けて来たが、本当に真面目に勉強したのは、一年浪人して受けた大学受験だけかも知れない。その時ですら、高田馬場にある某大学の受験は物見遊山だったように記憶している(自宅は大阪なので)。何せ、受験会場を間違えて、学校の人に会場まで送ってもらったくらいだ。面白いもので、会場を間違える受験生は必ず数名いるようで、私を含めて10名前後がバスで送ってもらったのだ。若干遅刻した上に、全く緊張感の無い試験だった。緊張感が無い背景には、どうせ合格しても私立の遠い大学は行かないと言う考えが背景にあったからで、今回の娘の状況と大して違いは無い。

2009年3月2日月曜日

久々の雪

日曜日から月曜日に掛けて、久しぶりに雪が降った。

2月に入ってから雪が降らず、暖かい日が続いていたので、寝雪も融けて芝生も見えていた。このまま雪が降らなければと思っていたのも束の間、久しぶりの雪となった次第。写真は、息子が雪掻きをしているところ。

今回は、夜遅くから降り始めて気温も下がったため、朝には15センチ程の積雪。その後も午前中は降り続いている。会社のVoicemail Messageでは11時からオフィスが開くらしい。そこで、8時過ぎには、ガレージ前の雪かき。必死でやったら汗びっしょりで、心地よいシャワーとなった。しかし、腕、腰が痛く、すぐに仕事ができる状態にあらず。

会社に再度確認したら、今日は9時半にはオフィスはCloseとのこと。とは言っても、社外向けにはCloseでも、車が運転できれば、会社に行かねばならない。午後から打ち合わせがあるのだ。

身体を少し休めて、早めの昼食をとり、11時頃に家を出た。Hywayまでは、アップダウンの道で、車の通行量も少ないためか、道にはまだまだ雪が残っている。一応、除雪はされているが、不十分な状況。丁度100mばかり前を走っていた車がコーナー手前でブレーキを踏んだら思いっきりスリップ。側壁にぶつかって止まってしまった。スピードは出ていなかったので、バンパーが凹んだ程度で、軽症で済んだらしい。そんなのを見たら、余計に安全運転になる。恐る恐る運転して、Hywayに入ったら、ほとんど車が走っていない。NY方面は未だ比較的車は走っているが、反対方向は前後に車が見えない。時速80キロ弱で走っていると、時々数台の車が追い越していく程度。NYと反対方向は雪が多く、多分ほとんどのオフィスはCloseなのだろう。

Hywayを降りると、オフィスまでの道は未だ未だ除雪不十分。こちらもゆっくりと安全運転。40分程で、オフィスに無事到着となったのでした。

我が家の犬

我が家には犬が一匹いる。名前はPOOH。プーと読む。トープードルだからプーと思うでしょうが違う。熊のプーから取った名前である。そんな事はどうでも良くて、この犬が可愛い。日本に居たころは、そうでもなかったが、アメリカに来てからは、本当の意味で家族の一員になっている。

寝る時は、妻のベッド。時々、私のベッドにも来るが、基本は妻が好きなのである。普段、妻が散歩に連れて行くし、餌は子供がやる。私はと言えば、水をやるくらいなので、私に対する忠誠心はかけらも無い。それでも、水がなくなると、私に擦り寄ってきて、何かを求める素振りを見せる。最初のうちは、何を言いたいのかわからなかったが、今では、水がほしいとすぐにわかる。

何故かと言えば、私が水の担当になっているからである。初めに決めたわけではないが、大体私が水がないのに気がついて、水を補充する事が続いたら、犬から見ると、私が水の当番と思ったのだろう。水がないと、必ず私に要求する。子供たちには餌を要求する。妻には散歩を要求すると言うように、犬から見た分担が明確になっているようだ。

ところが、休みの日に、妻が朝寝坊していると、私のベッドに上がってきて、散歩に連れて行けと要求する。要は、顔を舐めまくるのだ。仕方がないので、その時だけは、私が散歩に行くか、子供に言って散歩に連れて行かせるのである。

また、誰かが家に近づくと、大きな声で吼えるのもプーの役割。誰かが玄関をノックしようものなら、玄関近くを走り回りながら、吼えまくる。でも、お客が家に入ると静かになり、誰にでもまとわりつく。お客が好きなのだ。最近は、週に2回、子供たちの家庭教師のピーターが来るようになり、彼も犬が好きなものだから、勉強をしている間中、ピーターの足元でごろごろしている。ピーターもまた、プーに英語を教えて楽しんでいる。

このように、我が家の一員として家族を和ませ、癒す役割を担った、可愛い犬の話でした。