2009年3月3日火曜日

娘の受験

先週末の二日間は娘の受験があった。Keio Academy of New Yorkである。自宅から15分弱の至近距離にある。学年は9年生から12先生まで。日本で言えば、中学3年から高校3年までだが、こちらではHigh Schoolである。土曜日に、英語、数学、国語の試験、日曜日に日本語と英語の面接。おまけに、親も含めた面接。

この高校、慶応義塾大学の付属高校であるが、日本の慶応に比べてレベルは高くないと聞いた。どうせ何年か後には日本に帰るのだから、日本語と英語の両方の授業があるのはぴったりだと思い、娘にも受験させた。しかし、結果は(未だ出ていないが)、娘に言わせると限りなく合格の可能性は低いらしい。もし、可能性があると思ったら、落ちたときのショックが大きいので、落ちる前提で考えているらしい。また、面接も含めて出来が悪かったらしい。特に英語の面接は、聞かれている事はわかっても、緊張して言葉が出てこないらしい。何色が好きですか?なんていう簡単な質問すら慌てる始末だったらしい。

その前に、本人に受験という自覚が皆無。それが一番の問題かも知れない。本人に言わせると、アメリカは高校まで義務教育だから、何もしなくても地元のGreenwich High Schoolには入れる。そう考えると、試験の緊迫感が無くなるのだとか。言いたいことはわかるが、試験を受けるには、それなりの理由があるのだから、絶対に合格すると言う強い気持ちが欲しい。無い物ねだりなのかも知れないが。

よくよく考えれば、自分の娘だから、こんなものかも。自分を振り返ると、高校受験、大学受験、大学院受験、入社試験と受けて来たが、本当に真面目に勉強したのは、一年浪人して受けた大学受験だけかも知れない。その時ですら、高田馬場にある某大学の受験は物見遊山だったように記憶している(自宅は大阪なので)。何せ、受験会場を間違えて、学校の人に会場まで送ってもらったくらいだ。面白いもので、会場を間違える受験生は必ず数名いるようで、私を含めて10名前後がバスで送ってもらったのだ。若干遅刻した上に、全く緊張感の無い試験だった。緊張感が無い背景には、どうせ合格しても私立の遠い大学は行かないと言う考えが背景にあったからで、今回の娘の状況と大して違いは無い。

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