2008年10月11日土曜日

タイムトンネル

 私はSFドラマ好きだ。特にStarTrek(宇宙大作戦)の大ファンで、The Original Series(TOS)は一話を除いて全てDVDで持っているくらいだから。これ以外にも、The Time Tunnelや謎の円盤UFOも大好きだ。これらは高校生の頃からテレビで見ていたのだが、最近になってDVDを買ったり、インターネットのライブラリで見られるようになり、うれしい限りだ。

 宇宙大作戦はDVDを買ったり、テレビの再放送を録画したりしたが、タイムトンネルは最近は見る機会がなかった。しかし、アメリカにきてテレビ局のホームページに全てのエピソードがあることが分かった。もちろん英語しか無いのが残念だが、英語の勉強にもなると思って見ている。

 先ずは、初回のEpisodeを見てみた。題名は"Rendezvous With Yesterday"で、タイムトンネルのプロジェクトの紹介と、何故に時間旅行をする事になったかが出てくる。英語でよく分からない部分もあるが、大よそのストーリーは分かる。

 タイムトンネルのプロジェクトは極秘に国家予算(極秘な予算って何処にあるのか疑問ではあるが)を使って砂漠の地下深く(800mだったか、800階だったかの地下)に作られている。そこに、軍の上層部の偉い人が状況を視察しにきたが、進捗が悪いようだと予算カットになる可能性があるということで、開発途上にも関わらずタイムトンネルの動いているところを見せる必要に迫られた事が理由である。

 最初に行き着いた場所は1914年のタイタニック号の船上。今まさに氷山と衝突する直前に偶然にも(ありえない)遭遇したという想定。Tonyという若い科学者が先に行ってしまって、船員に怪しいものとして捕らえられたのを助けるために、先輩の科学者が当時の新聞を持って同じ所に行くという設定になっているが、未来の事を書いた新聞を持って、氷山にぶつからないように誘導しようという、タイムマシンのストーリーではあってはならない事を平気でやっている点が違和感があった。

 未来を変えたら、自分達の存在自体に矛盾が生じるという事が無視されている点が面白いが、このドラマの共通している点は、歴史上の出来事は結局は変わらないために、未来を変える事はないという設定になっているのだ。でも、小さな点を見ると、滅茶苦茶に未来に影響を与えているので、自分も消えて無くなると思うのだが。Back To The Futureでは、自分の兄弟が写真から消えていくと言う事で、未来への影響を見せている当たり前のことが無視されているのだ。

 もう一つ面白かったのは、船が氷山にぶつかって沈むところのパニックは映画のTitanicと非常に似ていたのだ。映画のような長いシーンではないが、雰囲気がそっくりなのだ。まるで、映画版がタイムトンネルの情景を真似したようである。で、面白いところに差し掛かった沈む直前には別の時間、別の場所に移る事だった。これは毎回同様の筋立てになっている。

 でも、このドラマは、過去の様々な有名な出来事に巻き込まれるため、歴史の勉強には都合が良い。昨夜も寝る前に見たのが第3Episodeで、"End Of The World"。1910年に戻り、ハレー彗星が地球に衝突すると言われて大騒ぎしているところで、地球にはぶつからないと必死で天文学者を説得する話。ただ、英語は殆ど理解できなかった。なかなか難しいものだ。

 このEpisodeでも最後の所で、別の時間に移ってしまう。彼の動きをモニターしている本部が現在に戻そうとするのだが、タイムマシン自体が未完成のために、時間コントロールが思うに任せないという設定になっているために、永遠に現在に戻れずに過去の色々な時代に行って、事件に遭遇するというドラマに打ってつけの設定になっている。

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