2008年11月17日月曜日

強風のゴルフ

 昨日の日曜日にNew Jerseyの中部にあるKnob Hill GCというコースに行ってきた。11月になって寒くなってきたので、少しでも暖かい所と言うことで行ったのだが、日中の最高気温が9度、強風の中だった。でも、本当の冬の寒さではないので、未だゴルフは十分にできた。

 このコースはアメリカでは普通にある分譲地内のコースである。逆に言えば、周囲を住宅に囲まれたゴルフコースである。写真はGoogleMapの上空写真ですが、住宅の間を縫ってコースを設計している感じがする。コースのOB杭の直ぐ向うは住宅が立ち並んでいる。アメリカ在住の長い人が言うには、ゴルフ場にある住宅は売りやすいそうで、10年くらい前から非常に多くのコースが作られたようです。また、家を買った人は優先的にコースメンバーになれるようです。もしかしたら、暇な時に家からコースに出て、1ラウンドして帰ってくるのかも知れない。今は金融崩壊で資産価値は大幅に下がっていますが、この10年の土地、住宅バブルで一時期はもの凄い高値で取引されたようです。ラウンドをしていて思ったのは、少しボールが曲がれば、家のガラスを割りかねない場所に家が建っているので、ラウンドする方も少し気を使う。

 コースは、殆どフラットで、池が巧みに配されている。全長は6500ヤード少々で、Par70であるが、Par3が多く、Par4で距離の長いホールが幾つかある。また、この日は前夜の雨があり、コース内には水が溜まり、フェアウェアーのショットも難しいものがあった。もう一つ難点は、グリーンの状態がイマイチで、私がアメリカに来てラウンドした中では悪い部類である。それが原因か、最初から短いパットが全く入らなかった。でも、何故か3mくらいのバーディパットが入るのだ。

 ゴルフの調子で言えば、ドライバは一時期の不調を脱し、テークバックから切り返しのタイミングが良くなった。そのために、スライス、プッシュが殆どなくなり、捉まった飛距離の出る球筋になってきた。以前から気をつけていた、トップ位置での若干のタメによりインパクトでヘッドが遅れなくなるようだ。

 ところが、アイアンショットに難がある。冬場で飛距離が落ちるのを補おうと力が入っていた事も理由かも知れないが、時々1クラブ以上飛距離が出なかったり、フックさせたりしたショットがあり、ボギーを量産してしまった。

 それよりも不調なのがアプローチとパットである。アプローチは、コースコンディションが悪く、フェアウェーからのアプローチが難しく、距離が合わなかった。多分、コンディションの問題だと思うが、パットはグリーンの問題よりも、グリップの感覚が寒さの為か不明なれど引っ掛けや押し出しを頻発してしまった。

 この日、一番悔しかったのが、8番ホールの比較的短いPar4のセカンドショットの事。セカンドの残り距離はグリーン奥のピンまで160ヤード。グリーン手前は池。普通なら6番で十分に届くショットであったが、強い向い風のため、4番アイアンで強振した。打った瞬間はちゃんと芯を食った良いショット。ところが、風に押し戻され、球は遥か上空に吹き上がってしまった。昔のバラタカバーのボールを打った感じの球で、グリーンにわずかに届かずに池。ピンよりも20ヤードも手前に落ちた事になる。4番アイアンで140ヤードしか飛ばない風に完全にやられてしまった。挙句に、池手前からのウェッジショットも風に煽られてグリーンに乗っただけ。残りの15ヤードのパットを3パットして7。風の影響を十分に計算できなかった不甲斐無さに少々落ち込んでしまった。でも、次のPar3でバーディを取れたし、この日は他にも2つのバーディで、久しぶりの3バーディのラウンドとなった。これだけは気分を良くしてくれた。

 ただ、後半も強風のために、セカンドショットが思うに任せずに、ボギーを連発、17番では3mの下りを3パットなどでスコア的にはイマイチのラウンドであった。でも、ドライバの感覚が良くなった事は大きな収穫であった。

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