2010年8月26日木曜日

ロングパットの距離感

最近はスイング改良と同時に、パットの改良にも取り組んでいます。

短いパットについては、前々回のラウンドで左手主導に変えてから入るようになりました。ただ、未だ実績不十分なので、本当の所はわかりません。しばらくは様子見です。

ロングパットに距離感については、6月後半から取り組んでいまして(こちらの記事)、徐々に成果が出ています。

方法は至って簡単です。

(1)20ydsくらいの長いパットを打つ時の大きいストロークを自分なりに決める。基本はテークバックの大きさですが、インパクトの強さなども一定になるように、自分の感覚で決める。これを強ストロークとします。できる限り一定になるように繰返し練習します。

(2)10yds強の中距離パットを打つストロークも決めます。これを中ストロークとします。強ストロークと同様に、一定になるように繰返し練習します。

(3)スタート前の練習グリーンで、強ストロークで球を転がします。できるだけフラットに近い場所を選び、球の転がる距離を歩測します。一方向だけでなく、双方向で歩測します。
 双方向の歩数の平均を、強ストロークでのグリーンの速さとします。

(4)中ストロークで(3)と同様の歩測をして、中ストロークのグリーンの速さを測ります。

実際のラウンドでは、カップまでの距離を歩測し、上記の強ストロークと中ストロークのどの程度で打つか決めます。丁度良い距離が常にあるわけではないので、あとは感です。勿論、課題はあります。

(a)中ストロークと強ストロークの中間の力加減が難しい

これを解決するには、中と強だけでなく、中間のストロークを定義すれば良いのですが、未だ発展途上なので、今は2段階だけです。ただ、人間の潜在意識は凄いもので、ちょっと強めとか、ちょっと弱めと言う事を自然に身体が動くんですね。

とは言っても、本当に中間くらいの距離はばらつきが出ますので、3パットになる場合もあります。

デジタルパットを実践している、やきそばパンZさんの意見では、あまりにストロークを細かく分類すると、テークバックが気になって方向性が疎かなるのだとか。ですので、ステップは精々3つで良いのではと思っています。今は2段階なので、次の課題は中間のストロークを練習する事かと思います。


(b)上り、下りの補正が難しい

上りは比較的計算しやすいかなと思っています。ラウンド前の練習で上り具合でどの程度の掛け率かを試しておけば少しくらい間違えても怪我が少ないし、少し強めでも良いと思います。

問題は下りの距離感です。先日のラウンドでも、距離的には強ストロークだったのですが、下りの距離補正を間違えたら、4歩もオーバーしてしまいました。これもスタート前の練習で測定すれば良いかも知れませんが、本当に早い下りになると、中ストロークの半分くらいの強度も必要になるかも知れません。


(c)中ストローク以下の距離では従来通り

10歩程度の距離なら、従来でもそれほど問題はなかったので大丈夫だと思っていますが、前記の下りの速いラインのケースもあるので、弱ストロークも練習必要かも知れません。


未だ未だ始めたばかりの方法なので、試行錯誤中ですが、長いパットの距離感が良くなった事は明らかで、効果は実感しています。

因みに、先日のBest30トーナメントのコースは比較的早いグリーンでしたので、日によってばらつきがありますが、最終日では、

強ストローク:25歩
中ストローク:16歩

普段ラウンドしている、Bowling Greenの場合(正確に覚えていないのですが)、

強ストローク:22.歩
中ストローク:13歩

こんな感じです。グリーンの速さを定量化できるので面白いですよ。

10 件のコメント:

yspw さんのコメント...

こんにちは。


大好きなパッティングの話題で、ウキウキしちゃいます。(^^;

私も、基本的な基準ストロークは、リオ・ホンド・スピード(8.5~9フィートぐらい?と思われます。)で、7歩、14歩、21歩のストロークの3つです。
(ちなみに、約5m、約10m、約15mってところです。)

ただ、これに加えまして
7歩以下を、1歩、2歩、3歩、4歩、5歩、と、打ち分けをしっかりやるようになって、カップインの確率がグッと良くなりました。 (なぜか6歩はテキトーです。(^^;)
特に2-3歩にはこれが重要で、ものすごく苦手だし「人類には決められない」という表現の記事までアップしていた軽い下りのスライスラインの2-3歩も、決められるケースがけっこう出てきました。

(真っ直ぐ目な登りや遅いラインのの2歩は、たとえ4歩で打とうが5歩で打とうがカップインしてくれること多いんですけれどね。)

細かすぎるきらいがあるかも知れませんが、私のパッティングストロークでは、カップと同時に視界に入る範囲(大体4歩以内)であれば、テークバックの位置を視認しても悪い影響はほとんど出ません。



7歩と14歩の間では、10歩、12歩に目安を置いています。 こちらはあくまでも目安。
14歩と21歩の間は、trimetalさんと同じ感覚で間隔を埋めているとおもいます。
主に“subconscious頼り”です。




傾斜の補正は、本当に難しいです。

先日のチャリティートーナメントでの14番ホール、7歩の下りをなんと1歩未満の強さで打たねばならなかったのはあくまでも例外ですし私には衝撃的でしたが(笑)、おっしゃるとおり、下りの方が換算が難しいです。



余談ですが、軽い下りのスライスラインの2-3歩が難しいことには間違いありませんが、
もうひとつの肝になるのが、(このパットに限ってですが) “subconsciousを如何に殺す”か、です。


長々とスミマセン。 (^^;

trimetal さんのコメント...

Zさん、

7歩以下を一歩単位で打ち分けるって凄いですね。私などは、10歩以下は全て感覚のみです。今までは、全ての距離を感覚で打ってきたので、2つか3つでも距離の基準を作るだけで長い距離感は大幅に改善されたように思います。

確かに、10歩以下の距離感が良くなれば入る確率が上がるだろうと思います。その前に、10歩以上の中間をモノにしてからの課題にしたいと思います。

下りの補正ですが、傾斜度合いと下りの速さは感覚でしかないので、最後は人間の感覚で掛け率を計算するしかないのかなと思います。もっと数値管理が可能なのでしょうかね。

最後に、緩やかな下りスライスは本当に難しいと思います。先日の試合でも、2歩ちょっとの絶好のバーディチャンスを3パットしてショックが大きかったです。あれを、バーディを狙って絶対に3パットしない距離感をもてればスコアも良くなりそうな気がしますね。

yspw さんのコメント...

大したことないんです。(^^;

この記事に書いた方法で打ち分けています。

(青字で書いた部分です。)


この範囲ですと、カップと両方を視界に入れた状態で実行出来るんです。(^^)

trimetal さんのコメント...

Zさん、

リンクされた記事は以前にも読ませていただきましたし、再度読みました。流石、Engineer/Scientistのゴルフって感じです。

目的は理に適っています。短いパットでも距離を正確に出せればカップインの確率は格段に上がりますからね。

でも私には、ここまで細かな打ち分けは難しいし、テークバックにばかり意識が行き過ぎます。そうですね、4歩単位くらいならできるかなと思います。それに私の場合は、振り幅よりも、自分な中で持つストロークイメージを幾つかの段階に分ける事で、テークバックへ幅の意識を無くしたいと思います。

スノーマン さんのコメント...

パッティングの際のボールを打つ時のインパクトについてですが、
この時、フォローする感じですか?
それとも、インパクトあとクラブヘッドは
どこかの位置に止める感じですか?

trimetal さんのコメント...

スノーマンさん、

私の場合ですが、インパクトの後は絶対に止める事はしません。なぜなら、方向性が悪くなるからです。
かと言って無理にフォローを作ったりせずに、惰性でフォローを出す感じです。

以前は、方向性を出すために、フォローを長く取る事もしていましたが、フォローの強さで距離感も違うので、あまりフォローで距離が影響受けないようにしています。

この辺りはZさんのコメントも頂きたいですね。

yspw さんのコメント...

私のコメントがお役に立ちますかどうか微妙ですが(^^;、

デーブ・ペルツの見解の受け売り入りと思っていただくとして、ひとつだけ。


緩やかな加速を与えつつ振り子のような意識で行うストロークを推奨している人は、ペルツばかりではありません。
これは、距離のコントロールをする上で鍵になる重要なファクターと考えます。


それが前提で、

ペルツのスクールでは、「加速」の話をすると腕の筋肉を使ってしまう生徒さんが多いので、

バック・ストロークよりもフォロースルーを少しだけ大きくする。
あくまでもデッドアームでストロークする。

という教え方にしたところ、感覚が掴める生徒が沢山出てきた、と書いています。


そういう訳で、基本的には等幅で振る感じでストロークするが、バックスイングよりもやや大きいフォロースルーを取る、という方法がご推奨です。

理想的にはフォローで止め、ボールの行方を止まるまで見て、脳にフィードバックします。
(振り子なら、戻ってこなくちゃならんところですよね。)

trimetal さんのコメント...

Zさん、

コメントありがとうございます。

フォローは少しだけ大きめですか。仰る通り、私の意識もそんな感じです。

昔は、もっと意識的に長いフォローとってたんですが、どうも距離の感じが掴めなくて、無理なフォローは取らなくなりました。でも、打つ方向に対して、少しだけ意識を向ける意味でも、少し大きめが丁度良いのかも知れません。参考になりました。

匿名 さんのコメント...

サンディエガンと申します。こんにちは。

「ただ、人間の潜在意識は凄いもので、・・・」

に共感します。
私はこの「人間の基本能力」をだけを信じて、ターゲットを見たら何も考えないでパットします。

ただし最後にターゲットを見てからテークバックを始めるまで1秒以内というのが黄金ルールです。そうしないと脳にあるターゲットの残像が消えてしまいます。

私はこの方法でパット数が激減しました。
もし距離感にお悩みなら試してみてください。

trimetal さんのコメント...

サンディエガンさん、

コメントありがとうございます。TODOSさんのブログでいつもお名前は拝見しています。

長い距離感については、ブログに書いた方法で問題なさそうですが、10歩以下が若干合いません。ターゲットを見てから1秒以内は参考になりそうです。実は、アプローチは正にこの方法で打ってまして、学生時代から上手く行ってました。でも、最近少々不調なのは、この1秒以内が徹底できていないからかも知れません。パットも含めて応用した方が良さそうですね。実践で試してみます。