2008年6月3日火曜日

Non-Driver's ID Card

 今日はDMV(Department of Motor Vehicles)というアメリカの陸運局に行ってきた。Non-Driver's IDというのを作るためだ。アメリカにおける正式なIDカードは、パスポートか運転免許証くらい。パスポートはあまり持ち歩きたくないので、運転免許証が良いのであるが、これが結構時間が掛かる。ペーパーテストは直ぐに受験できるが、路上テストの待ちがあるのだ。そこで、直ぐに取得できるNon-Driver's IDを取得してきたというわけ。これは見た目は運転免許証とほとんど同じだし、正式なIDとして使えるので、これからはパスポートは不要となる。写真のカードがそれ。一応、顔と住所の辺りは伏せてある。

 さて、DMVはいつも混んでいるという噂なので業務開始時間の8時には行った方が良いらしい。家を7時40分に出て、DMVのあるStamfordに着いたのが8時。Town Centerの駐車場に止めて、歩いてDMVに行ったが、DMVのあるビルには無料の駐車場があるではないか。駐車場代を損した気分だ。

 ビルの1Fには入館受付があり、サインするように要請される。エレベータで6Fに上がるとDMVの方向指示があり、一番奥の小さな部屋がDMVである。ここはフルサービスではなく、一部サービスなので、場所も狭く、人も少ないようだ。入って右側に二人の黒人の女性が免許関係の受付をしていて、そこに数名の行列が出来ていた。思ったよりも行列が無くて肩透かしを喰らった恰好になった。

 結局、15分程待って自分の順番が来て、申請書を提出。その後、ビザが含まれたパスポートとSSC(Social Security Card)を出した後、住所を示す請求書を出すように言われたので、水道料金の請求書を出したが、受付のオネーサンはイマイチ不満そうだった。確かに、これはBillではなく、Security Depositの請求書類なので、通常のBillとは若干違うからだ。これは本当に料金は払ったのかとか、冗談を言っていたが、最終的にはDMVからIDの申請書を送付してきた封筒を住所証明に使って、事なきを得た。はじめから言ってくれれば良いのに。まあ、他にも色々と書類があるので、何とかなる事は分かっていた。

 一応の書類が揃った時点で、オネーサンが言うには、外国人はImigrationで確認するのに1~3時間待ってもらう必要がある。驚いて再確認したくらいだった。それにしてもアバウトな時間だこと。ここで待つか、時間が経つまで他に行っても良いのだ。仕方がないので、一度会社に行って、昼前に戻る事にした。その前に、Imigrationへの確認の処理を別のオジサンが行った。書類のコンピュータ入力を行った後、今度はオジサンが言うには、2~4時間待ってもらうかも知れないと言うではないか。さっきのオネーサンは1~3時間と言ったと言ったところ、2~4時間は悲観的な予想だと言い訳をするのだった。

 会社に9時過ぎに戻り、11時15分に再度DMVに出かけた。今度はDMVのビルの駐車場に車を止めて、同じく6FのDVMに行き、先ほどのオジサンのところに行ったら、書類の確認が出来ていて、後はID作成だけのはずだ。ところが、中々順番が来ない。30分も待たされたところで、名前を呼ばれた。と思って、受け付けに行ったら、似た名前の他の人だった。がっかりして、また10分程待って、やっと自分の順番。後は、書類の再度チェックと、写真撮影で終わり。どうも、First NameとLast Nameが逆になっていたようで、オネーサンはぶつぶつと何か言いながら訂正していた。何とか12時半にIDが出来上がった。

 アメリカの手続きは時間が掛かるのが普通なので、この程度の待ち時間は短いほうかも知れない。初めて手に入れたIDは嬉しいもので、これからはパスポートが無くても、アメリカの住人として一人立ちした気分になった。

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