2012年7月10日火曜日

由緒正しいコース(#23 The Shawnee Inn Golf Resort)

この週末は、ちょっと遠出をして、Pennsylvaniaにあるリゾートコース、Shawnee Inn Golf Resortに行ってきました。自宅から100マイル以上ありまして、スタートが1時半で、翌日も家から離れたコースでプレー予定でしたので、友人の家に泊めてもらいました。ホテルに泊らなかったのは節約のためです。

最初の写真はEntranceの看板ですが、インデアンのイラストが書かれています。17世紀にはShawnee Indiansが住んでいたようです。


リゾートと言っても、実は由緒正しいコースで、設立は1912年で、全米プロが行われたのが1938年。と言うことは、サム・スニードやベン・ホーガンのようなプロもラウンドしたコースと言うことです。


この写真は、ホテルの正面から見たところで、ホテルの前には大きな練習グリーンになっています。ホテル自体は結構古い感じで、時代を感じさせます。

ゴルフ場はホテルに併設されているため、特別なクラブハウスはありません。


パブリックコースのプロショップのような建物があるだけでした。ホテルに宿泊すると、ラウンドは自由で何ラウンドでも可能との事。この日はとても暑かったため、コースを横切るDelaware Riverでは、ボートに乗ったり、浮き輪で水遊びをする人達の楽しそうな声が聞こえました。ゴルフをするのがちょっと場違いな感覚になりますね。また、歩いている人も水着姿が多く、やはりリゾートなんだと再認識させられます。

Shawnee CC/Blue-Red course
Course Length:6800Yards/Par72(36,36)
Course Rating:72.0
Slope Rating:126

さてゴルフコースですが、現在は27ホールありますが、最初は18ホールで、後に9ホール増設されたそうです。今回はオリジナルコースのBlueとRedコースをラウンドしてきました。

距離的にはちょっと長いかなと思っていたのですが、実際には夏場で下も固いので比較的ランがあり、そんなに距離は感じませんでした。それと川沿いにできていますので、非常にフラットで、広々とした印象がありました。一方で、木々が非常に大きくなり、大きく張り出した枝がハザードになっています。

スコアカードの裏面には、コースレイアウト図が描かれていますが、コースの大部分はPrivate Islandにあります。コースの横を流れるのは、Delaware Riverです。


最初の画像は1番ホールのティですが、正面にある大きな柳のような大木から左にドッグレッグしてまして、グリーンは木の左側奥に見えます。


いきなり長いホールですが、なんとここでティショットが右に出まして、右にはみ出した枝に当って20ydsくらい前に落ちました。ここが結構なラフで、辛うじて柳の木の横まで打ったのですが、未だ230ydsもありました。なんとここから3Wが上手く打てまして、奇跡的にボギーで上がれました。いやあ、難しいスタートホールです。

この後も、ボールが右に出る傾向があって、木の下に行ったりしましたが、4番で運良くバーディが取れてほっとしました。

Front9のシグネチャホールは7番の川越えのPar3です。


この日は、ピンまで180ydsちょっとあったと思います。写真で見てもわかるように、斜めに川を横切りますし、グリーン手前は切り立ってますので、結構プレッシャーの掛かるホールです。

ここは確実の川を越したかったので、4Uを少し短めに持って、普通にスイングしたところ、ピンに向かって真っ直ぐに飛び、ランも殆どなく4歩に付きました。残念ながら僅かにカップを外しましたが、非常に上手く打てたホールでした。

Front9は、Par3とPar5が各3ホールづつと珍しいホール構成でして、9番ホールの長いPar3も上手くピンに寄ってくれて、予想外に上手く行ったと思います。

Back9のRedコースも幸先良く寄せワンでパーが拾えた後の2番は又も川越えのPar3です。


今度は、川を直角に越える若干打ち上げで短いPar3でした。こちらは辛うじて川を越えてくれ、2パットで収める事ができてほっとした所です。

後半も何故か好調で、5ホール連続パーの後、15番ホールのPar5です。


このティグラウンドは長く、赤、黄、白、青の4つのティマークが整列している所が面白く写真に撮りました。赤と黄色がちゃんと再現できていないのが残念です。

ここは3打目の90ydsが5歩に付いて、これが入ってくれました。Par5は無理しなければ、確実にパーが取れるくらいショットは良かったと思います。

次は17番のPar3/186ydsです。このホールは、左の木の枝が大きく成長し、コースを狭くしている典型だと思います。


良く見るとわかりますが、ピンは左に木ぎりぎりの位置で、グリーン奥でしたし、右サイドは広く開いていたので、右からドローボールで攻めてみました。これがピッタリの方向性でちょっと奥に行きましたが、楽にパーが取れました。何故かショットが好調でしたね。

最終ホールで、寄せが上手くできたのに、1歩チョットのフックラインが打ち切れずにBに外したのが痛かったです。それまでのパットの調子だと確実に入りそうでしたが、ちょっと自分にプレッシャーを掛けたかも知れません。

それでも、後半は37ですので、ほぼ完璧な内容だったと思いますし、トータルの75は少々できすぎの感はありますね。


青ティのコースレート/スロープは72.0/126、パーは36・36=72です。
アプローチの距離や、補足事項はを括弧に書いてあります。詳細はこちらを参照下さい。なお、括弧内の数字は歩数でアプローチの距離を表します。yが付いている場合は、ショットの距離で、アプローチには入れてません。寄せて1パットで上がりたい凡そ30yds以内をアプローチとしています。

1 4 △ 2 10S-③(230y,木に当てた)
2 5 - 0 4B(120y)
3 4 △ 2 4A(60y,木の下)
4 5 ◯ 0 ③(105y)
5 3 △ / 8A(27,Sx)
6 5 - 0 3BL(100y)
7 3 - / 4BL(181y)
8 4 - 0 10A(136y)
9 3 - / 4S(226y)

10 4 - 0 ①(11)
11 3 - / 16S-②(156y)
12 5 - 0 7A(75y)
13 4 - 0 ③(20,SS)
14 4 - 0 10AL-②(135y)
15 5 ◯ 0 ⑤(90y)
16 4 △ 2 13B(91y,木に当てた)
17 3 - / 8A(186y)
18 4 △ 2 1B(40y,プッシュアウト)

38(17)・37(15) = 75(32)


Differential = 2.7

DAP: 8
GIR: 11(6,5)
Par Save: 13(6,7)
Par Break: 2(1,1)
Sand Save: 1/2
Approach Save: 2/3


コースレートとスロープレートは、72.0/126ですから、そんなに難易度の高いコースではありません。ただし、長い年月で木が大きくなってますので、上空までハザードがある感じで、注意が必要です。

実際、DAPスコアが8となってまして、殆どが木に当てるか、木の下に打ったミスでしたし、ミスしたホールは全てボギーとしました。逆にDAPが無いホールは非常に上手く行ったとも言えます。

GIRもそこそこ良かったので、寄せのチャンスが少なく、2/3という結果になりました。と言うのは、DAPが付いたホールはセカンドを出すだけで、3打目は結構長い距離が残ったため、アプローチとは数えていないためです。

パットに関しては、3歩~4歩が非常に多く、殆ど外してしまいました。それでも、こんなスコアになっているのは、ショットが非常に正確に打てたためと思っています。やはり、コースがフラットで、FWから打つと上手く行くのかも知れませんし、この日は偶然に良かったのかも知れません。兎に角、楽しいラウンドでした。一度はホテルに泊まってゴルフがしたくなるコースでした。

P.S.
実は、この日は最近入手した新しいドライバを持っていきました。到着して直ぐにスタートしたため、全く練習する時間もなく、比較的広いホールで試しに数回打って見ました。左に行き難いドライバだと思いますが、その分右に行き易いクラブでした。でも、飛距離は今までより出るようです。このために2回程木に当ててスコアを落としていますが、まあ実践練習と思えば安いものですね。さて、どんなドライバかは、次回レポートします。

4 件のコメント:

yspw さんのコメント...

こういった歴史的コース、いいですねー。 プレーしてみたいです。

最後の写真のホールは木が張り出していてもそんなにはストレス感じませんが、スタートのホールとか川越のパー3なんかは物凄くストレス感じます。

やはり私はフッカーだからですね。(^^;


いやー、それにしても初めてのコースで素晴らしいプレーぶりだと思います。(^^)

trimetal さんのコメント...

Zさん、

私も同じく歴史的コースに行ってみたかったので、少々遠いですがラウンドしてきました。

仰る通りで、17番のPar3は右が広いので私にも全然プレッシャーはありませんが、1番は難しいですね。多分、Zさんも右の枝に当てるんじゃないでしょうか。もうチョットティの横幅が欲しいですね。

内容は、最近の中でも出色だったと思います。まあ、普段ラウンドしているコースよりも広いし、易しかったからでしょうね。コンディションは良かったですよ。

スノーマン さんのコメント...

こんにちは!

7番ホールで、U4を短めに持ってのショットが綺麗に決まった時は、気持ちよかったでしょうね。
私も、クラブを短かく持ってショットする事ありますが、チョット苦手意識がありますね。

短く持っているということで、何だか余計な意識が働いてしまって、ミスショットという場合が時々あります。

初めてのコースで、やっぱりこんないいスコアーが出ると気持ちいいですよネェ~。

ゴルフって、簡単だなぁ~って思ったでしょ!?

trimetal さんのコメント...

スノーマンさん、

こんにちは。

7番ホールは見た目も綺麗だし、緊張感のあるショットを強いられるホールでした。ですので、良いショットができた時の感動はひとしおですね。

クラブを短く持ったときは、結構強振するんです。力を入れると言うよりも、振りやすくなるので、普通に振っても速く振れるんです。逆に力を抜くと駄目ですね。

初めてのコースでしたが、コースがフラットで、グリーンの転がりも良くて、距離もそこそこ丁度良かったのでプレーしやすかったです。それが良いスコアになったと思います。今までも、初めてのコースは良いスコアが出るのです。無理せずに安全に行くことと、余計な先入観もないからかも知れません。