2009年8月18日火曜日

PRIUSガス欠か?

8月10日(月)に、家族3人と一緒に自宅のあるコネチカット州グリニッチからナイアガラの滝に行った時のこと。自宅からナイアガラまでは400マイル少々。7時間の車移動だった。

家を出たときは既に300マイルほど走っていて、200マイルほど走ったら給油すれば良いと思っていた。

自宅からは、I-87でNY州の州都であるAlbanyをめざし、Albanyからは、I-90で西に向かい、カナダとの国境にあるNiagara Fallsに向かった。

Albanyを過ぎてしばらく走っていると燃料系の最後の一つが点滅を始め、ピーという音とともに"Add Fuel"という警告が表示される。この時点で、残燃料は1ガロン以上残っているはずなので、通常は40マイルは確実に走れると思っていた。過去の経験でも、20マイル以上走ってから給油しても1ガロン以上あった経験をしていた。

次のサービスエリアまで30マイル程ある。ここは田舎なので、少々サービスエリアの間隔が広いが、まあ何とか大丈夫だろうと思っていたのであるが、サービスエリアまで5マイルのところで、又してもピーと言う音とともに、今度は赤い三角の警告灯がついてエンジンが止まってしまった。下り坂だったので、バッテリーだけでしばらく走り、のぼりに差し掛かった所で、ハザードランプをつけて停止。

一体何が起こったのか、マニュアルと取り出して調べた。赤い警告灯と一緒にHybrid Systemの問題と示す警告灯も一緒に出ていた。もう一度エンジンを掛けたが警告灯は消えない。

ナビで、近くのトヨタディーラーを探したが、本当に田舎なのでディーラーなんて近くにない。いよいよAAA(日本のJAFと同じ)を呼ぶしかないかと思って、最後の望みを託してエンジンをONしてみた。今度は警告灯が消えた。そして、エンジンが動いて充電を始めた。何が理由かわからないが、天の助けと思ってゆっくりと始動。上りの車線を恐る恐る加速するが問題ない。あ~良かったと妻と二人で安堵して、次のサービスエリアまで走ってた。

サービスエリアまで残り2マイルを切った所で又しても赤い三角警告灯が点滅してエンジン停止。充電されたバッテリーを使って、ゆっくりと下り坂を走り、できるだけサービスエリアまで近づけて、上りに差し掛かった所で停止。バッテリーは既に紫色の警告レベルを表示している。残りわずか。この時点ではまだガス欠だとは気づいていなかった。

さっきは、しばらく時間を置いたら復活したので、今度も5分ほど待ってからエンジンをON。しかし警告灯は消えない。しかし、エンジンは動いている。充電をしているのだ。サービスエリアまで残り0.5マイルほど。近くに見えている。最後の力を振り絞って警告灯を無視して走り始めた。

バッテリーは残り少ないが、エンジンは動いているので、何とかサービスエリアに滑り込んだ。しかし、この時点でエンジン停止。残り少ないバッテリーでガソリン給油機までたどり着いて辛うじてガソリン給油。給油ポンプが自動で止まるまで入れたところ、11.321ガロン。仕様書によるとタンク容量が11.9 ガロン。本当に満タンまで入れたらきっと11.9ガロンは入るだろう。これは、ガス欠に違いないと確信した次第。

ガソリンを入れた後は、警告灯も消え、以降の運転は何の支障もなく、ナイアガラまでたどり着けた。そこで、何故このような現象が起きたのか自分なりに検証してみた。

プリウスは下りになるとガソリンがタンクの端に移動し、ガス欠状態に近づき、上り状態になるとエンジンにガソリンが行くようになっている。したがって、ガソリンが少ない状態で、下りに入ると一瞬ガス欠状態になり、エンジンが停止して、警告灯が点灯。しかし、上り車線に差し掛かって、再度エンジンを起動すると、ガソリンが復活する。今回はこれを繰り返したのだと思う。しかし、上りに差し掛かった所で、直ぐにエンジンを再始動したが警告灯が消えなかったのは何故か未だに謎のまま。


さて、ナイアガラには無事にたどり着いたわけで、二つの滝の写真を参考までに。アメリカ滝とカナダ滝の二つ。共に、Skylonタワーと言う100メール程のタワーから撮ったもの。これ以外にも一杯あるが、それは又の機会に。

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