2009年8月2日日曜日

チャンプとラウンド(24回目)

昨日の土曜日に、NY近辺の日本人達によって30年以上も前から続いているコンペに参加した。初回は1976年頃に開催されたそうですが、その時を知る人はもう一人しか残っていない。

コースは、過去に2回行った事があり、NJの中部から若干北部に位置する、Knob Hill Golf & Country Club。写真はクラブハウス正面で立派な作り、この時期はプール客で賑わっているリゾート施設である。以前のブログでも書いたように、コース周辺は住宅地で、住宅地の中にコースがあると言える。

http://connecticut-golf.blogspot.com/2009/04/blog-post.html

コンペ参加者は9組で36人。先日行われたBest30 Charity Tounamentの上位入賞者から、初心者までおり、ゴルフを通じて友達の輪を広げる事が目的のコンペと聞いている。私も職場の同僚から直前に参加しないかと誘われて、初めて参加した次第。と言っても、同僚は中国人であるが、奥様が日本人で、夫婦でこのコンペに2回前から参加しているとの事。次の写真はスタート前に、練習グリーンで参加者が賑わっている風景である。さて、今回の同伴競技者は強豪揃い。Best30の優勝者と準優勝者、それに、ある現地法人の社長でHDCP6の強豪。スタート直前にオリンピックをやると言われて一瞬やばいと思った。オリンピックという競技は、グリーン上の距離の遠い人から金銀銅鉄と呼び、一回でカップインすると遠い人から高いポイントが付くため、基本的にアプローチとパットの上手な人に有利な競技。当然、今回の同伴者は上手いに決まっている。ただ、私自身もこれらは得意な方で、実力を試すには良い機会と思ったのであった。

自分のショットについては、ドライバの不安定さは続いており、前日の練習では比較的良かったものの、実際にはどうなるか分からない不安を抱えてのスタートであった。不運な事に、このコースは練習場を持たないため、アプローチとパットしか確認できなかった。余計に不安なスタートとなった。ドライバの出来と、ハイライト部分を中心にレポートする。

1番は左にやや引っ掛け気味にラフ。セカンドはライが悪く、4鉄でミスして寄せも失敗してのボギー。昨夜降った雨のため、想像以上にアプローチの球が止まってしまってピンに寄って行かない。2番も同様の低いヒール気味で左ラフ。8鉄でグリーン奥カラーまで運んでパー。3番は9鉄のショットが右に出て、カラーに落ちた球はバックスピンで戻って池の中。何とか寄せてボギーで済んだが、短いアイアンのミスは痛かった。

4番は長いPar4。ドライバはレートヒットを意識した結果右に吹けてラフ。セカンドは6鉄でレイアップした後のSWの3打目はややピンオーバー。しかし見事なバックスピンでピン右2mまで戻ってきた。やはり今日はグリーンが柔らかいのでスピンが掛かる。この2mの下りを綺麗に入れてパー。5番も同様のミスで右ラフ。今度は深い。AWで強振したがラフの影響で引っ掛けて左のバンカー。寄せも失敗してのボギー。6番の200ヤード少々のPar3は向かい風。3Wで軽く打ったが、軽く打つと引っ掛ける傾向があり、この時も左のバンカー。ピンはすぐ近くで下りのライ。寄せは不可能に近く、結局ボギー。

7番のPar5は若干意識して左に行くようにして調整。何とか右セミラフに止まり、6鉄のレイアップでフェアウェー。80ヤードの3打目はSWでピン上2mに落ちたが、強烈なバックスポンで戻りすぎて2.5m。上りのパットはラインを読み違えて惜しいパー。8番は右ドッグレッグで右に行くと池があり、少々意識しすぎた結果、ボールは左。セカンドは175ヤードもあり、4鉄で何とかピン手前10m。無難に2パットでパー。9番は又しても9鉄のショットが薄すぎて左手前。1mに寄せて辛うじてパー。

前半は4つのボギーで、惜しいパットもあったが、辛うじてクリアした感じ。ドライバは右に行く傾向は変わらず、無理して何とか真っ直ぐに打っていた苦しいショットの連続だった。

10番も若干右の飛び出して距離は出ていたが、セカンドは右サイドの木が邪魔。8鉄でスライスを狙ったが、ラフのライが悪く、少し枝に触れたためにピン手前に20m。このアプローチパットは2mもショートしたが辛うじてパー。ここまでパットは安定していて、2m前後はなんとかミスなく入ってくれた。

11番も若干右サイドなれど、辛うじてセミラフで助かった。6鉄でピン手前5mに乗せてパー。12番のPar3は2回続けて失敗している9鉄のショット。若干風があったので被せ気味に強振した結果、ピン真っ直ぐで奥に4m。但し、下りの難しいパットはラインに乗らずにパー。13番は薄く、スライス気味に又しても右。カート道にバウンドしたようで、探し回ってやっと見つかった場所は右のラフ。木が邪魔でピンは狙えない。7鉄でスライスを掛けてレイアップ。ピンまで20ヤードの手前。SWのアプローチはやや大きかったがスピンが効いて3mにオン。下りの微妙なラインを最後の一転がりで入れてのパー。本当に苦しいパーである。酷いドライバをアプローチとパットでカバーしている典型的な例である。

14番のPar5でも右にプッシュ。辛うじてカート道の左側が残り、セカンドは4鉄でレイアップ。110ヤードをPWでピン右手前10mのオン。新しいアイアンはショートアイアンは気をつけないと右に出やすい傾向がある。今のショット軌道が悪いのかも知れないが、ウェッジは問題ないので、アイアンとの相性かも知れない。ここは何とかパー。

15番は200ヤードの下りのPar3。3鉄は右にプッシュして辛うじてバンカーで助かった。でもSWでホームランし、結局寄せも失敗してダボ。どうもSWがクリーンに入る傾向があって不安定である。もう少し練習した方が良さそうだ。

16番のPar5のドライバは右はOBなので意識して左にヒール気味のショット。意識して力を抜けば何とか方向は大丈夫だが力を入れると途端に右に飛び出すのが今のドライバだ。6鉄でレイアップして3打目は70ヤード。このSWを綺麗に3クォーターショット。ピン手前に落ちて1バウンドでストップし、2mにオン。ところが、このパットのラインが読めない。真っ直ぐのようで、フックするか、スライスするか読めない。結局真っ直ぐに打ったが微妙に左に曲がってパー。悔しいパットだった。

17番はアゲンストで右に行くと220ヤード以上飛ばないと池。左に打つか、強打を右側に打つしかない。今のドライバでは右に行く確立が高いので、軽く、意識的にフックを打ち、なんとか狭い左側に落ちてくれた。セカンドの120ヤードを9鉄でピン右に5m。若干下りのフックラインが見事に入ってバーディ。気持ちの良いバーディーだった。

最終18番は若干左に行ったが、フェアウェーに残ってくれた。結局、今日一日で芯を食ったドライバは無いラウンドとなった。セカンドは180ヤードの上り。3鉄で打ったが、左奥のカラー。超速い下りのアプローチは3mもオーバー。この返しがカップ右1cmで止まってのボギー。

後半は1バーディ、1ダボ、1ボギーの38。ドライバは酷い状態だが、アイアン、アプローチ、パットは上出来で何とかスコアになったのだった。同伴したBest30チャンプは、飛距離こそ私と大きく違わないが、安定感があり、長いウッドも素晴らしい弾道で飛んでいく。アプローチも上手なので、無駄なショットが非常に少なく、スコアも素晴らしいものだった。他の人もアプローチ、パットは本当に上手で、私自身も調子良かったにも関わらず、オリンピックでは殆ど差が付かない一進一退の展開だったが、バーディーを量産されてしまって、若干の持ち出しとなった。しかし、このような上手な人達と互角に戦う事が出来て緊張感のあるラウンドであった。ドライバがもう少し安定していれば、もう少し楽なゴルフが出来たかも知れないと思う。

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