2009年5月28日木曜日

豚の脅威

日本では豚インフルエンザの蔓延によって、マスク無しでは外出できない雰囲気が出来ているそうだ。今朝のJapanTVで流していたNHKニュースで画像が出ていたが、歩いている人もほぼ全員がマスクをしているし、入社試験の面接で、全員がマスクをしている光景は一種異様である。

さて、こちらアメリカでも豚の影響がある。実は先週、6年生の息子はNature Classroomと言って、キャンプのような4泊5日の旅行があった。しかし、3日目に19人が発熱し、36人が頭痛などを訴えた結果、旅行は取りやめて夜9時に帰ってきた。それ以降、Greenwichの学校関係のホームページでは豚インフルエンザの情報が掲載されている。(写真)

果たして、息子は大丈夫だろうか。心配の様子で学校まで迎えに行ったら、既に発熱がある。38.4℃。高熱である。翌朝は39.2℃。もう間違いなく豚だと思い、病院に行って検査を受けた。結果は陰性。多分ウィルス性の風邪との診断。解熱剤を飲んで終わり。結果的には翌日には熱も下がり、豚でない事がはっきりした次第。

しかし問題は私に起きた。息子の学校で多数の発熱が出た事を会社の社長他に知らせた所、大騒ぎとなった次第。日本の本社からは常に疑わしい事は報告するように言われていたので、実際に報告した結果は、大事になってしまった。私は先週末から微熱と頭痛があって二日会社を休んだのがいけなかった。社長からは、翌日は会社を休んで医者に行き、診察をしてもらう事。又、咳が出ている娘も含めて医者の診断を受ける事とのお達しである。

結局、娘も息子も単なるウィルス性の風邪。私は既に症状も無いので、問題なしとなって一安心。しかし、それでは済まなかった。月曜日のメモリアルデーの祝日の翌日、学校に行った息子は少し咳をしていた。4時間目が終わった所で先生から保健室に行くように言われ、私のところに学校から電話。直ぐに向かえに来るようにとの指示。妻は外出中で対応できないので、仕方なく会社から学校に直行して息子を迎えに行った。

次の日も、未だ息子は咳が残っているのでお休み。そうすると、娘が文句を言う。学校は結構な人数が休んでいると言う。みんなズル休みなのに、何故自分は学校へ行かないとならないのか不満たらたら。確かに、学校の発表では、昨日時点で学校を休んでいる生徒は、229人(全校492人)もいる。前週の金曜日などは260人も休んでいたようで、娘の言い分も分からなくは無い。それでも、元気なら学校へ行けば良いと思うのは親だからだろうか。

実のところ、今週は娘の修学旅行が行われる予定だったのが、豚の影響で中止。でも、それを喜んでいたのは娘自身。3泊4日の修学旅行を楽しむ程の友達は居ないのが理由らしい。その願いが叶ったのだから、素直に学校に行けば良いと思うのだが。

と言う事で、豚の威力は凄まじく、我が家はモロに巻き込まれた次第。現時点ではGreenwichにおける豚インフル患者は16名(学校関係が11名)で、今日は増えていないので、これ以上増えないでくれと願うのでした。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ここなら、まだマスク残ってるみたいですよ
http://page13.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/r55465422

trimetal さんのコメント...

こちらアメリカではマスクをする人を殆ど見かけません。逆にマスクをすると重病人と思われて避けられるようです。