2009年10月14日水曜日

進化したATM

今朝、妻がチェックを口座に入れたいと言うので、一緒に銀行のATMに行って来た。アメリカに住んだ事のある人なら誰でも知ってるが、アメリカのATMは前近代的な代物だ。お金の引き出しは日本と大差無いが、預金をする場合が全く違う。現金やチェックを入金できるのは良いが、お金を勘定してくれるわけではなく、封筒に現金やチェックを入れて、封筒ごとATMに入れるのだ。その際にも何故か入金した額を自分で入力する必要がある。結果的に、銀行の人が封筒を開けて、現金やチェックを数えるなら、ATMから数字を入れるだけ無駄だと思う。多分、本人が数え間違いをした場合などに、実際の数字と合わない事を想定していうのだろう。

したがって、今日も封筒にチェックを入れてATMまで行き、画面操作をしていてちょっと違うと感じた。現金かチェックか聞いてい来るのだ。その上に、チェックのコピーが必要かとも聞いてくる。そうです、ATMが変わったのです。写真は最初のATM画面。左下にNEW! Deposit Friendly ATMと誇らしげに表示されている。Deposit Friendlyなので、日本と同様に、現金を自動的に数えることが出来るようになったのだ。

以前聞いた話だと、Bank of Americaが最近新しいATMを導入したと聞いていたが、ついにChaseも対応したようだ。さらに、日本より立派なのは、チェックに手書きされた数字を自動的に認識する事だ。とは言っても、最終的にはチェックは銀行で再度サインなどを確認して、振り出した銀行に行くので、今までと銀行内の処理は変わっていないが、顧客に取っては大きな進歩だと思う。

試しに現金$40をDepositしてみた。今までと違って封筒に入れるのではなく、現金をそのまま入れると、写真の画面のように、入れたお札の数と総額が表示され、問題なければ、"Deposit Cash"というボタンを押す。後は受け取りスリップが出てきた終わり。チェックの場合は、チェックのコピーがスリップに印刷されて出てくる優れものだ。日本では当たり前の事がアメリカでは驚きの変化だった。

<後日談>
この件について調べた結果、Chaseでは昨年の夏にはアナウンスをし、NY中心に900台のATMを切り替えを始めたようです。2010年までに国内の全ATM(Dsposit可能なATM)を入れ替えるそうです。
銀行の負荷は減らないかと思ったらそうではなくて、目的は銀行側のオペレーションコストダウンのようです。今まで一件当たりで$1.70掛かっていたコストが$0.40になるとか。確かに、封筒を開けて、お札を数えたり、チェックをスキャナに掛けたりの手間を削減できるので、人間のオペレーションコストは下がりそうですね。まあ、銀行の事はさて置いて、ユーザにとってはWelcomeな事です。

4 件のコメント:

TODOS さんのコメント...

Citi にはまだ導入されないですなぁ・・・・残念!!

trimetal さんのコメント...

TODOSさん、
その前にCitiは大丈夫でしょうか。この四半期も赤字だとかで、下手したら分割されて他の金融機関に譲渡されるんじゃないでしょうか。そうなると又昨年のリーマンショックのような事が起こりかねない。頑張れCiti。

ひゃっぽ さんのコメント...

お友達登録のお誘いありがとうございました。
こちらのブログをRSSに追加させていただきましたので
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

私はメインバンクがBoA(旧Fleet Bostonから合併に伴い移行)ですけど
ATMはドライブスルーで引き出すのがほとんどなので預け入れ封筒が不要になったの知りませんでした・・・
言われてみればATMの機械が次々と新しくなってたかも。今度試してみます♪

trimetal さんのコメント...

ひゃっぽさん、
コメントありがとうございます。また、お友達登録もありがとうございました。
チェックをATMで入金するのが凄く楽になりましたので、一度試してください。