2009年6月5日金曜日

マンハッタンの北には何がある?

ニューヨークと言えば、殆どの人はビルの立ち並ぶマンハッタンの光景が目に浮かぶ。このブログでも何度かマンハッタンのビル群を紹介した。しかし、マンハッタンはニューヨーク州の最南端に近い小さな島に過ぎないし、ニューヨーク市から見ても、中央の島に過ぎないのだ。ニューヨーク市の構成を示す図を添付する。①の青い地域がマンハッタンである。私も知らなかったが、⑤のスタテンアイランドが大きいのだ。因みに、②がブルックリン、③がクイーンズ、④がブロンクスである。

では、マンハッタンの北はどうなっているのか。答えは簡単で、田舎です。アメリカに来て分かった事は、ニューヨーク、シカゴ、ロスなどの大都会にはビルが立ち並び、東京と似たような風景があるが、少し郊外に行けば田舎になると言う事。また、街と街の間は本当に自然の残った原生林のような土地が連なり、自然が一杯なのだ。

とは言っても、ニューヨーク、コネチカット、ニュージャージーの3つの州(トライステートと呼びます)が重なり合うNY市周辺は米国の他地域に比べれば人口密度も高く、高級住宅街もあるし、それほど田舎を感じる事はない。特に、NY市北部のScarsdale、Hartsdale, White PlainsなどのTownは大きなモールがいたる所にあって住宅街を感じさせてくれる。でも、これは例外的だと思う。今日は、マンハッタンの北の写真をお見せする。

先週の日曜日、妻と娘は美容院に行った。私と息子は、妻のゴルフカートを取りにScarsdaleにあるGolfSmithにお買い物。丁度昼に近かったので、ついでにニュージャージーのミツワまで足を延ばした。(GolfSmithから20マイル以上あるので、足を延ばす感じでもないが)

昼飯を食べ、私の好きな日本酒(獺祭=だっさい)と麦焼酎を買って帰る事にした。帰宅ルートは、ハドソン川に沿って北上し、Tappan Zee Bridgeを渡って帰るのであるが、途中で高速道路の横には眺望の良い場所があるので、そこで止まってニューヨーク側を眺める事にした。その写真を二つ付けて置く。写真は、地図の矢印のある当たりである。

写真を見て分かるように、緑豊かな中に、突然大きなビルがあったり、マンションのような低い建物が並んでいる場所もあるが、全体的に緑に覆われている事がわかる。ここはマンハッタン中央からほんの少し北に15分ほど走った場所である。話に聞くと、ハドソン川沿いは景色が良いので、不動産物件が高いらしい。ニュージャージーのハドソン川沿いで、マンハッタンの反対側のマンションは大変高く、昨年までは一億円を越える物件ばかりだったとか。賃貸で借りても、月に4000ドルもする物件も多いと聞いた。でも、既にバブルも弾け、今はどこまで安くなっているのやら。

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